あらすじ
写真家志望の大学生・慎吾。卒業制作間近、彼女と出かけた山里で、古びたよろず屋を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子に温かく迎え入れられ、夏休みの間、彼らと共に過ごすことに……。心の故郷の物語。
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Posted by ブクログ
本当に素敵な話だった…
ボロボロ泣きました。
地蔵さんの危篤の場面はつらすぎて、何度も本を閉じました。
悲しい場面もありますが
地蔵さん、ヤスばあちゃんをはじめ登場人物の優しさや、心の温かさ、そして田舎のきれいな風景が胸に残りました。
あたたかい気持ちになれる一冊です✩
Posted by ブクログ
「夏」っていう雰囲気を感じられる良い本だった。
出てくる人物全員が暖かい人で安心して読めた。
自分の名前がそんなに好きじゃないので余計に「名前は親から貰った形見」っていうのが特に心に刺さった。
増田貴久のhanamiもそんなこと言ってたな。
雰囲気の描写から匂いや色を鮮明に感じられる、いい風を常に浴びているような気持ちのいい本。
Posted by ブクログ
自分にはいわゆる「田舎」というものがないけど、こんな「田舎」があったら帰りたくなるだろうなぁとおもいました。
ヤスばあちゃんと地蔵さんの温かさに触れ、美しい自然描写に癒されました。
別れはもちろん悲しいものではあるけれど、それをきっかけに新しい出会いがあったり、途切れていたものが繋がったりすることもありますよね。
チョット泣いてしまった
職場の昼休みに電子書籍はよむことが多いのですが、年齢的にも親子の生のリレーといった展開にちょっと泣いてしまった。
一方で、この作品のような場所に移住してきた私からすると、優しさや軽さだけでなく、重さを感じさせる表現のほうが伝わる部分も多いかなとも感じました。