あらすじ
大滝組若頭補佐・岩下周平と、清楚な美貌でありながら『狂犬』の異名を持つ佐和紀は、男同士ながらに結婚しているヤクザ夫婦。彼らの物語を彩る、番外短編3作。『よいどれすぺしゃる』大滝組長と佐和紀のスナック遊行。そして旦那・周平が迎えに来て…。『2・14』周平と佐和紀のバレンタインデー。熱海の定宿で佐和紀がプレゼントされたものは…。『3・14』バレンタイン短編と対をなす一作。ホワイトデーの帰りも遅い周平に、佐和紀はやきもきして…。【収録作品】◎よいどれすぺしゃる(同人誌「よいどれすぺしゃる」より。時系列は本編乱雲編後)◎2・14◎3・14(同人誌「Melty,kiss and make love」より。時系列は本編銀蝶編)※同人誌の再録となります。
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いいなぁ、このふたり。
本編では、周平と佐和紀の生きる世界の袂を分かつ、
そんな瀬戸際にさしかかっているし、石垣も旅立った後なので
この巻は、少し時間を巻き戻してくれているのがいい。
というのも、初刊の頃のふたりの初々しいようなじれったいような
心の機微、やり取りが懐かしく、あの味わいが少し薄らいできたようで
寂しく感じていたので。もちろん、長きにわたるシリ-ズなので
変化や少し違うベクトルへの展開は仕方がないと思うし
紅葉先生の手腕により良くおもしろく、本気で泣けたり笑えたりする
各々のキャラたちまくりの醍醐味は変わってはいないのだけれど。
佐和紀の、人の柔らかいところを、グッと掴んでくる真っ直ぐさ、
もう、周平どころか、大滝組長も、グラグラしてる。
ちょっとした事で心にシャッタ-おろされそうで本気で焦ってる。
この巻で出てくるもので、周平の気持ちを一番端的に現したのは
唐獅子牡丹。そうきたか、さてどこで何にでてくるか。
(思わず唸ってしまった。)
あとは高級レ-ス、革、さて何(の為)でしょうか。
短編集とは言え、とっても濃厚。完全無欠のお勧めの逸品です。
キャワワ
バレンタインのお話、よかったぁ。文字で下着の説明をしてくれているのに想像力がなさ過ぎてついていけなかった。是非イラストで紹介して欲しい!
佐和紀無双~短編集その三
「よいどれすぺしゃる」→大滝組長と佐和紀のスナック飲み話。大滝が佐和紀とのことを邪モードだあれこれ考えて……。悶々としている所へ周平が迎えに来てしまいます。
「2・14」→周平と佐和紀のバレンタインデー。熱海の定宿で佐和紀に大量の花と、とあるものをプレゼントする周平。エロです!
「3・14」→ホワイトデーの帰りも遅い周平に、佐和紀はイライラご機嫌斜め。ボコられ役の三井、食事に誘う石垣、周平を迎えに行こうと誘う岡村。佐和紀のコートの中身を見て即帰宅の周平。