【感想・ネタバレ】特上カバチ!! -カバチタレ!2-(11)のレビュー

あらすじ

甲斐光男(かい・みつお)の継父はバクチにおぼれるダメ人間。息子の給料を勝手に受け取ってバクチに使ったうえ、賭場で背負った借金を返すため、親権者の地位を利用して息子名義で街金から200万円を借りた。相談を受けた田村(たむら)は継父の親権を喪失させる手続きをとりたいが、光男は拒否。父と母との関係を破綻させたくないのだ。それでも継父に反省の色はなく、街金の魔の手は光男の恋人にまで及ぶ!

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Posted by ブクログ

親権があることをいいことに18才の義理の子どもの名義で借金する父親の話。
未成年だとこれだけの不利があるのかと勉強になる。今成人年齢の見直しがなされているが下げて大丈夫かという議論と逆にこうした事例も起こりえるわけだ。

子ども名義の借金からその証書を買い取り上乗せするとか婚約者まで話が行き念書を書かせるなど法律的に陥れるノウハウの細かさには驚かされる。
車に乗せるのに逃げ出されないようにさりげなく靴を脱がせるなんて知らないと書けないですね。

打開策として未青年でも結婚するば親権は外れるなど話としてとても読み応え十分です。

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2010年05月04日

Posted by ブクログ

未成年を悪用する父親の話の続き。家族に悪人が一人いると、他の者も追い詰められていく様に、読んでいて胸が痛くなる。

その上で学んだこと
・親権は父母が共同して行使しなければ効力を発揮しない。
・監禁罪(3月以上7年以下の懲役)による刑事告訴
・父が勝手に、父母の名前を代理人にして、息子の借財をなした場合、貸し方が悪意の場合は返す必要がない

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2011年12月10日

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