あらすじ
熱狂的なファンのいるアウトドア用品メーカー、スノーピークの山井太社長による初の著書です。
スノーピークは世界に先駆け、SUVで自然の中に出かける「オートキャンプ」のスタイルを生んだ会社として知られます。
「自分たちが本当にほしい製品」だけを作ることで、それまでなかった「自然の中で豊かで贅沢な時間をすごすアウトドアの楽しみ方」を確立してきました。
山井社長は年間30~60泊をキャンプのテントですごし、星空の下で五感を研ぎ澄ませながら、スノーピークのビジネスモデルを磨きます。
燕三条発で世界ブランドとなった今も、キャンプ場でユーザーと焚火を囲んで語り合います。
本書はスノーピークが培ってきた開発から販売までの具体的な手法とそれを支える考え方、ブランドづくりの歩みまでを一気に公開。
「新しい会社の姿やワークスタイル」が浮かび上がります。
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Posted by ブクログ
●組織が同じ方向を向くことの大切さを伝えてくれる一冊
・経営の真北を決める、目指す
スノーピークらしさ、スノーピークのコミュニティ経営の真髄を知ることができる良著。尖った経営されてます。かっこいい。
会社が目指すべき方向を全員が共有できていれば、共感できる人間が集まってくる。
一方、向かうべき方向に沿わない(ブランドにぶら下がるなど)人は、去っていく。
・採用判断軸のひとつ
「アクシデントがあって、一晩空港のベンチでともにすることになって、この人と過ごすことができるか?」
⇒スキルも重要な一方、ベースになる人間性を見る。
・会社が提供しているサービス。本日は何か?
⇨アウトドアの会社ではなく、人間の本質を取り戻す会社。