【感想・ネタバレ】だいこんのレビュー

あらすじ

江戸・浅草で一膳飯屋「だいこん」を営むつばきとその家族の物語。腕のいい大工だが、博打好きの父・安治、貧しい暮らしのなかで夫を支える母・みのぶ、二人の妹さくらとかえで――。飯炊きの技と抜きん出た商才を持ったつばきが、温かな家族や周囲の情深い人々の助けを借りながら、困難を乗り越え店とともに成長していく。直木賞作家が贈る下町人情溢れる細腕繁盛記。

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Posted by ブクログ

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祖父母のお家にあって持って帰ってしまった本。

描写が丁寧で読みやすかった。
割と分厚いけど完読出来た事が嬉しかった。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短く言い表すなら大江戸細腕繁盛記。
主人公の名はつばき。
彼女が17歳で始めた一膳飯屋「だいこん」を舞台に、数々の苦難と難題に負けず己の道を進む姿は、何とも小気味良い。
しばらくご無沙汰していた山本一力氏の本。
2005年の刊行だが、文章の中に散りばめられた「言葉」は今の自分にも問いを投げ掛ける。

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2023年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸の人情もの。
人と人のつながりがはっきりと出来上がっていて、
現代にはないのかもしれないこの世界が少しうらやましかったり。
まぁ実際はこうトントンとはいかないのだろうけど
それでもなんかさわやかな気持ちになれる作品だったので満足。
そしてこの店すごく行ってみたいし働いてみたい。

これを読んで朝からうどん作って食べちゃった。

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2013年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

珍しく最後まで読むのが本当にしんどかった。

登場人物の誰も好きになれず、特につばきは嫌い。
なんていうか品がない。
貧しい時に世話になった長屋の人たちに恩返しする訳でもなし、うどんの汁をかけてしまった人に逆ギレ気味にお金を渡してあっかんべーって…笑
それに、浩太郎から縁談を申し込まれたときには自分がだいこんを思う気持ちを軽んじられたというくせに、おそめさんのところてん屋はあっさり辞めさせる、などなど。
それに一緒にだいこんを盛り立ててくれている家族や奉公人に労いの言葉もないし。
読んでてかなり気分が悪い。
それなのにトントン拍子で商いが上手くいくとか不思議すぎる。

『みをつくし料理帖』みたいな話だと思ったんだけどな。

『あかね空』もそうだったけど、山本一力作品ってしょうもない親が出てくる話ばかりなのかな?
文章が読みやすいのに、残念だけどもうこの作者さんを読むことはないかな。

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2024年12月23日

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スラスラ読めて展開も面白かったけど、椿ちゃんがイマイチ好きになれなかったところがある。
少し男勝りな性格を意識して描かれたと思うけど、そこは違うかなーと思ったりする場面も。
でも総合的には読みやすく、よかった。

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2020年06月15日

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ネタバレ

誰にも負けない飯炊きの上手さと商才を生かし、10代で自分の一膳飯屋を持ったつばきの人生を描いた時代小説。

「あかね空」を読んだ時も思ったけど、この作者は母親というものに対して何か確執があるのかなあ。
父親は借金を作って暴れても善人に描かれ、必死に家を守り子供を心配する母はヒステリーな人に描かれるので少し気になった。

肝心のお話自体は長いけど、つばきの才能でとんとん拍子に商いが大きくなっていくので心地よく読める。だけど、何もかも運任せにうまくいきすぎで人間の魅力や繋がりは見えにくかった。
結局「さあここから」というところで話が終わるので両親とも辰治ともどうなったのかわからずじまい。
ボリュームはかなりある本だけど、文章はかなりわかりやすくて一気に読める。

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2012年01月25日

Posted by ブクログ

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 江戸の町で、だいこんという食堂を切り盛りする女性の半生を描いている。少女のときは、火事の隊員たちにお米を炊いて手伝いをするのだが、とても上手いと評判になり、料理をすることに喜びを感じるようになる。母親がそのときに得たお金を元に食堂を開くのだが、災害に遭い、食堂を切り盛りしながら、両親や兄弟たちを健気に支えていく姿を丁寧に書かれた作品となっている。

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2011年07月06日

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