あらすじ
帰りたくなかった家も、死にたかった朝も、ひとりぼっちの運動会も、ちひろとの出会いがきっかけで、少しずつ景色を変えて…。
“のこのこ弁当”で働く元風俗嬢・ちひろ。望むように生きる彼女に出会った人々の、7つの物語。
海辺の町のお弁当屋さんで働く「ちひろさん」。
元風俗嬢という過去を隠さず、あっけらかんと生きる彼女の生き様と
彼女に惹かれる人々の姿を淡々と、しかし優しく描いています。
自分の過去を知って近づいてくる人、遠ざかる人、それぞれの気持ちを見抜きつつ、
達観しすぎず適度な距離を保ち、
楽しんで生きているちひろさんがとっても素敵です。
性格がキツい同僚の永井さんを評して、
彼女が作る梅干しと漬物が美味しいから許せてしまう、
という視点、うらやましいなあ。
合コンにふらっと出てさりげなく無双したり、
町内の事件を解決したり、いきなり釣りを始めたり。
とにかく自由で人生を謳歌している彼女を、毎日なかなか元気が出ない人、
でも喝を入れられたり強めに励まされるのは苦手、という人に
ぜひ読んで知っていただきたいです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
購入。
ちひろさんの人間関係を少しずつ見せてもらえるのが嬉しいし、一緒に過ごしたい。
1日だけおかみになった回、良かったな。
楽しいお酒はいいね。
説教くさくないところもいい。
なんちゅう深いマンガだ!
深い…。
絵はシンプル。
内容は深い…。
ひたすらに深い…。
作者の頭の中を見たいと思ったら、意外?にも男性。
男性マンガ家の絵は苦手なことがあるが、これはシンプルで、女性マンガ家かと思っていた。
1、2巻だけのつもりだったけど、気に入ったので、後はまとめ買い。
全部買った。
楽しみ。
Posted by ブクログ
帰りたくなかった家も、死にたかった朝も、ひとりぼっちの運動会も、ちひろとの出会いがきっかけで、少しずつ景色を変えて…。
“のこのこ弁当”で働く元風俗嬢・ちひろ。望むように生きる彼女に出会った人々の、7つの物語。2巻。
のこのこ弁当に嫌がらせする客とちひろさんの仁義なき戦い、ちひろさんとオカジとマコトのシャッター商店街ぶらり旅、自殺志願者とちひろさんの潮干狩り、潰れそうな居酒屋でちひろさんが一日女将さんなどなど、いい人ぶらず風流に自由に生きてるちひろさんの魅力が増してきた。
ちひろさんの影響で家の中で家族と戦って、マコトの為に運動会の弁当作るオカジの成長、ちひろさんと多恵さんの擬似親子関係など、脇の人のドラマがしっかり描かれている第2巻。
心が温まる作品
ちひろさんだけでなく他の登場人物の心情描写も繊細で深いと思います。
絵も好み。緻密な背景と逆にデフォルメされた人物。絵本みたいで素敵です。
知らない町のくたびれた商店街やどこにでもあるような住宅街をただ歩くだけなのに、それがとても豊かなことだと思い出させてくれる。ちひろさんを読むと世界はもっと素敵なものかもしれないと思える。けれど、このマンガはただほっこりしたり甘いだけでは終わらない、生きることがちゃんと描かれていて深い。
Posted by ブクログ
1巻で出会ったキャラクターたちが、大きな器のちひろさんの影響で温かく変わっていった様。読んで安堵&ホロリとし、また、境遇を考えると切なくなった。良作!
Posted by ブクログ
孤独になれることは、
誰かと出会えるということ。
あるがままの自分で生きる孤独なちひろさんは、
そこに至るまできっと、
とても大きな傷つきや葛藤があったのだろうな。
ちひろさんがちひろさんであるだけで、
出会った人たちが救われていく。
しっかりとした内容なのに
絵本みたいに読みやすくて内容が
さらっと頭に流れ込んでくる感じがします
この考え方になりたい真似したいというより
この考え方も素敵だなぁと思います。