あらすじ
好きな人もおいしいものも、ここにはたくさんあります。のこのこ弁当の看板娘・ちひろさん。今日も自分に素直に生きて。
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海辺の町のお弁当屋さんで働く「ちひろさん」。
元風俗嬢という過去を隠さず、あっけらかんと生きる彼女の生き様と
彼女に惹かれる人々の姿を淡々と、しかし優しく描いています。
自分の過去を知って近づいてくる人、遠ざかる人、それぞれの気持ちを見抜きつつ、
達観しすぎず適度な距離を保ち、
楽しんで生きているちひろさんがとっても素敵です。
性格がキツい同僚の永井さんを評して、
彼女が作る梅干しと漬物が美味しいから許せてしまう、
という視点、うらやましいなあ。
合コンにふらっと出てさりげなく無双したり、
町内の事件を解決したり、いきなり釣りを始めたり。
とにかく自由で人生を謳歌している彼女を、毎日なかなか元気が出ない人、
でも喝を入れられたり強めに励まされるのは苦手、という人に
ぜひ読んで知っていただきたいです。
感情タグBEST3
匿名
泣ける
会ったことも無いのになんだか隣に居るような気がして安心する。ちひろさんみたいに生きてみたいと思うけど、そうできない自分も許せるような気持ちになる。
Posted by ブクログ
正直私はちひろさんの思考回路や行動パターンが理解できないですが、だからこそどこかにいそうなリアリティを感じます。この巻では甘味処の話が大好きで何故だか私も泣いてしまいました。ちひろさんのようには絶対に生きられないけど、彼女の生き辛さには共感出来る気がします。
相変わらずいい話ばかり
読後感が最高でした。どの話も何気ない日常の話なんだけど深いものばかり。カレーの話はひたすら美味しそうで、早速作りたくなりました。クリスマスランも楽しそう。短編で読めるのがすっきりしていいです。
惚れた作品
ちひろさんのように格好よく生きたいと憧れるけれど、きっと、ちひろさんのように……と考えるのは違うのかも。あなたはあなたの生きたいように生きればいいってちひろさんに言われそう。でも、影響をたくさん受けてます。
響く。。
ちひろさんの行動に元気が出たり、同じ行動はできないと思うけど共感したり。。。普段行動や言葉で表さないけどちひろさん行動を見て、あ！こういうことだったんだ！と自分で気がついたり。
続編もどんどん読み進めました。
Posted by ブクログ
自分らしく生きることも、
執着を手放すことも、
ひとりを楽しむことも、
どこかチクリとする、
時にはぐさりと深く刺さり込む、
孤独を愛することだから。
孤独はね、怖いものではないんだよ。
