【感想・ネタバレ】パインズ ―美しい地獄―のレビュー

あらすじ

この町では尋常でない何かが起こっている。捜査官バークの生還可能性はゼロなのか? ラストは絶対予測不能! 衝撃のスリラー。
川沿いの芝生で目覚めた男は所持品の大半を失い、自分の名さえ思い出せない。しかも全身がやけに痛む。事故にでも遭ったのか…。やがて病院で記憶を回復し、みずからが捜査官だと思い出した男は、町の保安官や住民に助けを求めた。だが、この美しい町パインズはどこか狂っていた。住民は男が町から出ようとするのを執拗に阻み続け、外部との連絡にも必ず邪魔が入る。 /掲出の書影は底本のものです

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自然豊かな田舎町に閉じ込められた男の話。不運な展開に翻弄されつつ、驚異的なバイタリティで脱出を試みる。ジャンル的には、SF、ホラー、ミステリー、冒険、家族愛などいろんな要素があった。

町の風景描写や追っ手と戦う場面の迫力は情景が目に見えるようで、まるでハリウッド映画を観ているようだった。狂った大富豪の酔狂でできた町なのかと思いきや、後半、壮大な町の秘密が明らかになってくる。驚くべきSF的展開にページを繰る手が早くなり、本の分厚さも気にならず読み終わってしまった。文句なく面白いです。

洋の東西を問わず、大風呂敷を広げたストーリーは得てしてエンディングが物足りない感じに終わりがち。でも、この本は綺麗な大円団が決まっていた気がする。その辺も映画的だと思ったゆえんかな。

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2014年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジャンルだけでネタばれになりそうな一作。
失踪した同僚を探しに来た主人公が、絵のように牧歌的で美しい田舎町から出れなくなる不条理タイプのストーリー。
「雷鳴の館」や「ヴィレッジ」系と思いきや、意表を突く展開だった。フェア、アンフェアとかでなく話の展開に身を任せれば面白く楽しめる。
そもそもオチに全てを収束させるストーリーだから、細部に粗があるのは仕方ないが、残念なのが主人公の心情描写がしつこすぎる点。アフガン?での拷問や、逃亡時のきつさやつらさが延々と繰り返されるのが退屈。ここらは本質には関係のないことなのだからもう少し割愛してスピード感を出しても良かったのでは?
アイデアもいいし、中盤の失踪した同僚が現れる?辺りからの展開は面白いが、これで続編を作るというのもまたスゴイ。しかも三部作?読んでみたい。

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2015年11月26日

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