あらすじ
「あいつの血から、最後の一滴まで毒を抜き取ってやった。すぐによくなる」「アコテアだったのですか?」「まさしくアコテアだ。珍しい毒で、効き目がすさまじい。おそらく、そいつが円板から肌に染み込んで、サージルを弱らせたせいで、呪いが一段と早く効いてきたんだろう」魔法王国スカラの首都リーミニーに到着したアレクと瀕死のサージルは、待ちうけていたナイサンダーに連れられ、魔法使いたちが集う《オレースカの館》に向かう。師、ナイサンダーの尽力により危ういところで命を留めたサージルだが、消しきれない呪いの残滓は、深くその胸に刻まれたままだった。一方、初めて目にする煌びやかな街に圧倒されるアレク。サージルに永遠の忠誠を誓い、密偵として生きることを決意した彼は、この街でなすべきことを探ろうとするが――!?
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Posted by ブクログ
サージルのホームグラウンドに来てなんとなく疎外感を感じて寂しくなるアレクと、初めて自分のパーソナルスペースに他人を入れて苛立つサージルの描写が好き。
お互いに好意を持っていても一緒に暮らすとなると、色々あるよね。