あらすじ
厄年の小説家・羽山圭一郎はこわい夢をよくみる。のっぺらぼうの女、眉の女、声の女、額の女、唇の女たちの様々な反応を想起する。現実世界では友人の女性秘書秋岡カオルと逢瀬をかさねるが、やがて別れてパリへ旅立つ。現実と回想と夢が微妙なリアリティーを醸し出す雰囲気の中に、中年男性の心理の襞を浮彫りにする。散らかしながら纏めていく技巧冴えわたる長編小説。
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嫉妬って
佐藤信夫さんって 言語哲学者の方
もう 30年ほど前なのかな
なくなられて いるんだけれども
この人みたいな
レトリックの解説書ってないような 気がする
そのなんかのとこで 吉行淳之介さんの文章かな
引用してたのかな
問題はそこではなく
わたしは「怖ろしい場所」に出てくる女性で
秋岡カオルにかんして吉行淳之介を深く嫉妬している
なんて 書いてる くだりがあって
言語哲学者を嫉妬させる
どんな女性だ
って 読んでみたくなった
不倫について、私小説風に描くことは
作家にとって、リアルが騒がしく
ややっこしことになる
なんて ことを 言っていたのは
渡辺淳一さん だったかな
実体験しないと 書けないよってことらしい
ってことは
本当にこんな感じの女性いたんかな
主人公の男性と 20歳ほども
年齢が離れていて
お金に困っていなくって
結婚もしてなくって
そこそこ 良い暮らしをしていて
電話すると いつも 家にいて
逢っても無口で
電話を自分からかけてくることもなく
何かを求める訳でもない
都合よすぎじゃん
っていうか
最近で こんな女性を小説に登場させたら
女性蔑視だとか ○○ハラスメント とか
そっちに ならないかな
昭和だよね 昭和の時期って
そうゆう 時代だったんだろうか