あらすじ
東京ではない海の見える町で、亡くなった父の遺した喫茶店を営むある一家に降りそそぐ奇蹟。若き直木賞受賞作家が、学生時代最後の夏に書き綴った、ある家族が「家族」を卒業する物語。
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Posted by ブクログ
海沿いの街の家族の話なんだけど、末っ子真歩の話しが好きだった。良かった。
ハヤシくんの無邪気さに救われたけど、ハヤシくんのそれにも理由があったと思うと切ない。
真歩があまり笑わない理由も、写真を撮るようになった理由も切ない。
大人びてるけど小学生だもんな…と思う。
最後の長女琴音の話はちょっと泣いてしまった。
まだ十分に子どもだった琴音に、最後にあんな風に託したお父さんはズルいと思うし、酷だとも思う。
個人的に、いちばん好きだった登場人物は松浦さんでした。
Posted by ブクログ
めっちゃ泣いた、、、
お父さんが寝てる子供に向かって語りかけるシーン、ここで泣くのは鉄板だけど、
店を締める決断をするシーンも泣けた
人が死ぬとかじゃなくて、泣けるのはいいよね!
確かに派手さはないけど、各章じわぁっときたよ
それぞれの成長に心が温まる
いい小説だった!
ただ素直に1点だけ父親目線で気になったのが、笑
子供6人もいて病気になった
で残された時間で自営の飲食店の改造なんかして、
過労になるほど妻に負担かけるなんて
結構父親のエゴじゃん
自分だったらもっと家族の助けになるような実用的なことするな、って少し冷めた、笑
って自分は理論とか合理とかで、ドライに行動し過ぎなんだよねー
人を動かすのはこーゆー感情だよね
そんなことも沁みた素敵な小説でした!
Posted by ブクログ
優しい家族愛の物語。6人の子供たちがみんな良い子すぎて愛に溢れてて、歪んだ私はちょっと冷めてしまったところある。家族の喪失は頑張っても綺麗ごとにできないんじゃないかとか、まだ幼い子供たちまでお父さんを想い続けているのはすごいなあとか思ってしまった。
とはいえ、ラストの家族の話し合いシーンなど泣ける。
夏が似合う海辺の街、景色の描写が多くて一緒に青春味わせてもらった。中でも凌馬とあおいちゃんが海辺にいるシーンが好きかなあ。
「きらきらひかる青い海を背後に携えて、裸足で砂を蹴りながら走るあおいの姿は、どこかの国の童話の主人公みたいだった。太陽が落ちてゆくと、一瞬、駆けるあおいが光を隠す瞬間があった。そのときあおいは小さな小さなシルエットになって、海に焼きつく。さん、さん、さん、と足の指で砂を飛ばしながら、あおいは走っていた。」