【感想・ネタバレ】いのちの食べかたのレビュー

あらすじ

お肉が僕らのご飯になるまでを詳細レポート。おいしいものを食べられるのは、数え切れない「誰か」がいるから。だから僕らの生活は続いている。“知って自ら考える”ことの大切さを伝えるノンフィクション。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ルビが前編にあって、子供にも読みやすいです。
ただ、中学生以上には、読み易す過ぎると感じるかもしれません。章にも別れていて、分かりやすいです。
知らないことで思考停止になるなというのが繰り返される、伝えたかったことかなと思います。

終わりの辺りの、穢れや部落差別問題、戦争の話などが、少しいのちの食べかたとはそれてしまったかなと思ってしまいましたが、その部分も面白く、考えさせられる部分が多いです。
映画監督の伊丹万作さんの「戦争責任者の問題」
も視点が興味深かったです。誰がではなく、誰もが責任者だったのだという理論。

中学ぐらいで、ソーセージを作る時に、ソーセージを肉から作る部分の映像をみて作ったことがあるので、血入りのソーセージがドイツにはあって、ポトフとかにそれを入れて食べる。コレがまさにこの本に書かれてることに近いなぁと思い出したり、差別問題は、本編に出てくる狭山事件について議論する場所があったりしたので、忘れてしまった部分を思い出して、また考える機会になったと思います。
原題our daily bread 邦訳いのちの食べかたというドキュメンタリーが、直接関わりあるのかなぁと思っていたのですが、内容は近い部分があるけど、別の監督が作った映像に、内容をみてから同じタイトルのドキュメンタリー映画として、公開されていたようです。こちら見られてないので、この映画も機会があればみてみたいです。

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2016年07月18日

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