【感想・ネタバレ】天体衝突 斉一説から激変説へ 地球、生命、文明史のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の松井氏は、私が小学校だった時にNHKで放映された「パノラマ太陽系」という科学番組(全6回ぐらいのシリーズで、木星や土星などの太陽系の惑星について解説した番組)の出演者でした。当時、東京大学助手だった松井氏の抑揚を抑えた、かつ要点を押さえた解説に引き込まれました。その同氏が小惑星や彗星の衝突による生命の絶滅について科学的に述べた本です。白亜紀の恐竜の絶滅は直径10km程度の小惑星が地球に衝突、時速1000kmを越える爆風、1万度を越える熱風、そしてマグニチュード11を越える地震と300mに達する津波が発生。このような破滅的な事象が地球の生い立ちという時間で見れば、決してまれな事象ではないという現在の学説を理論を飛躍することなく解説されています。昨年、ロシアで隕石の落下が観測されているだけに、説得力があります。

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2014年06月07日

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