【感想・ネタバレ】銀狼王の求婚: 1 箱庭の花嫁のレビュー

あらすじ

エレンシア姫が求婚されたのは、忌み神を宿したと恐れられている、美しく冷酷な王・フレドリクセンだった。けれど、エレンシアにとって彼は、厳しくも優しい初恋の相手。幸せな結婚を夢見るエレンシアだったが、フレドリクセンは力に翻弄され、恐ろしい銀狼王になっていた!彼の『生贄の花嫁』となったエレンシアは、元に戻って欲しいと奮闘するが…。忌み神に蝕まれた孤独で強大な王と、閉ざされた箱庭の姫の心の行方は―。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「死神姫の再婚」の小野上さんの作品ということで買ってみましたが、結構シリアスでした。

国を守るために身体に魔狼フェンリルを宿したフレドリクセンと過去に結婚の約束をしたエレンシア姫。お姫様なのに、父王にも顧みられず、兄王子たちからはいじめられていたエレンシアが、初恋の人と結婚できることとなり、大喜びだったのに、途中で攫われるし、助けに来たフレドリクセンは冷酷で残酷な人になってて、かなりかわいそうです。

そのあとも全然優しい言葉一つかけてもらえないし、乱暴なところばかりが目について、初恋に憧れていた日々を過去のものとして、割り切っちゃったときは、ちょっと切なかったです。

途中からまともな王に戻ったのに、フレドリクセンからは双子の弟であるヴィルフレドとの結婚を勧められるし、義理の弟としか見えないヴィルフレドは断っても求婚してくるし、客分だったはずのステビアもこっそり求婚してきたり、実の兄は本気でエレンシアを妻にしようとしているしで、エレンシアの男運はなさ過ぎです。

最後にはフレドリクセンはエレンシアを助けに来てくれたし、仲はちょっとだけよくなったかなって思いますけど、意外と童貞さんだったみたいで、初夜のフレドリクセンがどこまで優位を保てるのか興味あります。

なんとなく初めの頃のカシュバーン様を思い出して、次巻も続いてフレドリクセンが意外としっかりもののエレンシアを好きすぎて壊れていくのがみたいかなって思いました。

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2012年08月25日

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