【感想・ネタバレ】蛇衆のレビュー

あらすじ

【第21回小説すばる新人賞受賞作】戦国の気運高まる室町末期、自らの力だけを頼りに各地を転戦する傭兵集団がいた。その名は「蛇衆」。頭目の朽縄をはじめ、6人は宗衛門老人の手引きで雇い主を替え、銭を稼いでいた。九州のとある地方の領主・鷲尾嶬嶄に雇われ、目覚ましい働きを見せた。だが、鷲尾家は血で血を洗う激しい跡目争いの渦中にあった! 比類なき臨場感のノンストップ活劇時代小説。

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Posted by ブクログ

戦場での殺しを生業とし、国を渡り歩く「蛇衆」が、リーダーの出生の秘密と、ある国の兄弟間の諍いと戦にまきこまれ、知らず危機に巻き込まれていく、というストーリー。

最初は面白そうだったのに、最後はリーダーや仲間の敵打ちで死地につっこみ、結局一番下っ端しか生き残らず「おれが一人で頑張るぜ」みたいなラストになり、なんだかよくあるようなパターンに終わっちゃったなぁという印象。
よく言えば人間臭い、悪く言えば良くも悪くもプロがこんなんでいいのか?という感じ。
プロも人ってことなのか、なんだかんだで蛇衆も未熟だったのか。
あるいは、「蛇衆」が大切だからこその弱さだったのか。

まぁでも思っていたより楽しめたので☆4つ。
ラストが気にいらないのは多分好みの問題。

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2012年10月31日

Posted by ブクログ

 文庫版の解説では、えらく大絶賛でした(流石にシェイクスピアを引き合いに出すのはほめ過ぎな気が)が…
 確かに、面白いエンターテイメント時代劇でございました。
 ラストの蛇衆出陣のシーンは圧巻の一言。

 ここまで一気に読み切った小説も久しぶりです。

 
 

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2012年07月04日

Posted by ブクログ

アクションの爽快感と仲間との絆に胸が熱くなります
話の内容はオーソドックスですが、読後に清々しさが残ります

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2012年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最も短期間で読み終えた小説!!(これは悪い意味ではなく、あまりに読みやすく、そして面白かったが故に早く読み終えた。)
この小説を一言で例えるなら、『ゲーム世代の時代小説』と言ったところだろう。おそらく、若い世代で、時代小説を好んで読む人間は、『歴女』か『時代もの好き』以外では、少ないだろう。
”何か面白い文庫ないかな?”と言って、まず時代小説を手にする人は少ないはず。でもこれは例外。
初めて時代小説を読むなら、まずこの『蛇衆』を勧める。
まず、主人公たちは、最強に強い戦場の殺戮集団6人。それぞれが、得意の武器を持ち敵をなぎ倒していく様は、戦国無双を彷彿させる。そして、それぞれが、異なった過去を持ち、その集団に入った経緯など、映画やゲームにピッタリの設定。そういった意味で『ゲーム世代の時代小説』と言えると思う。
しかし、それだけではなく、ストーリーもしっかりしていて、”父と子の運命””それぞれの過去””仲間の裏切り””葛藤と苦悩””家督争い”このキーワードが全て伏線で繋がり最後の”ドンデン返し”に繋がる。
最後は、気になって仕方がなく、読むことを止めることができないほど、目まぐるしい展開!!
その後の『蛇衆』など、作品化して欲しいほど、面白かった作品

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2012年01月29日

Posted by ブクログ

登場人物が多く、読み終わった時に全体を理解した。もう少し説明があっても良かったかも。人物と獲物と得意技の区別が付きませんでした。ごめんなさい。

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2022年11月11日

Posted by ブクログ

躍動感溢れるアクションシーンが印象的。ストーリーラインも伏線も良かったけど、やっぱりどこか物足りない。どこかって考えてたら、キャラクターの心理描写に深みが足りないのかなって思った。今後に期待、でしょうね。

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2013年08月03日

Posted by ブクログ

まさに「エンタメ」といった感の、時代活劇。
アクションシーンが多く、ガンガン改行しているので、ページを繰る手もガンガン進みますが、唐突に主観が変わるので、「今、誰目線・・?」と戸惑うことも(苦笑)。

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2012年08月10日

Posted by ブクログ

戦いのシーンがスピーディで、めまぐるしい動きを楽しむことができる文章。
視点が変わったタイミングで、ちょっと詰まり気味になることがあったが、読みやすく、楽しめるエンタテイメント小説だと思う。

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2012年02月24日

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