あらすじ
家族でもなく、恋人でもなく、ただの友人同士でもない――2年前の夏の事故以来、特別な存在となった三田亜吉良と《死神うどんカフェ1号店》で再会した夏、林田希子はきちんと生きていこうと決めた。そして少しずつ、自分へのいましめであった孤独から抜けだしていく。一方、亜吉良は、いまのままでいるか、本体にもどるか悩みを抱えていた。亜吉良が事故に巻きこまれたことをきっかけに、事態は大きく動き出す。シリーズ最終巻。
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Posted by ブクログ
号泣でも嗚咽でもなく、ただ涙にくれる最終巻。それぞれが目指す場所への一歩を踏み出して静かに物語が終わる。
希子ちゃんと同世代で大人や友達の間で息苦しい思いをしてる子に、空の青さ、海の広さを教えてくれる上質なヤングアダルトだと思う。
でもでもでも番外編とか出てもぜんぜんオッケーだから!!!
Posted by ブクログ
前回の続きだった。
月太郎や亜吉良との別れを通して、主人公がこれまで以上に成長しているところが、多々見られてすごく良かった。
主人公との親子関係も良くなり、ハッピーエンドだった。
また、最終回にふさわしい、爽やかな終わり方をしていたため、とても良かった。