【感想・ネタバレ】愛されない子(下) 絶望したある生徒の物語のレビュー

あらすじ

忙しい毎日を過ごすトリイのもとに、思いがけない人が助手になることを申し出てきます。レスリーの母親、 ラドブルックです。ラドブルックはとびきりの美人で、裕福な芸術家の妻。しかも理 系の博士号を持つほどのインテリでしたが、アル中や不倫のうわさが絶えず、町では 浮いた存在でした。トリイもこの母親とは何度か衝突していたため、この申し出に驚 きますが、彼女が実は深く悩んでおり、トリイに救いを求めてきたのだということに 気づきます。「わたしはね、いい母親になりたいの」――小さくつぶやかれたこの一 言から、二人の試行錯誤が始まります。 障害を持ちながらもなお生きる勇気にあふれる子どもたちと、辛い孤独を抱えたま ま大きくなってしまった一人の女性の奮闘。そしてそれらを大きく包み込むトリイの やさしさが胸をうつ、上下2巻のノンフィクションです。/掲出の書影は底本のものです

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Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻にも勝るペースで読み終えた。


フィクションではない、
ノンフィクションであること。
このような日常がかつて実在してたこと。
現実の物語だということ。


ラドブルックの気持ちが痛いほど伝わった。


誰かに助けてほしい、
コントロールできなくなったときに、
誰かそばにいてほしい。

30歳をすぎて、
そんな自分を誰かに表現することが出来た彼女は、
ステキだと思う。



自分と向き合うことをやめなければ、
人は、変われる。
そんなメッセージをもらった気がする。

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2011年08月07日

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