【感想・ネタバレ】9S<ナインエス> XI  true sideのレビュー

あらすじ

地球上の全生物の滅亡が目前に迫る中、由宇がついにその地に立つ。これは偶然か必然か。このシベリアに 「遺産」 の原点に関わるすべての者が揃ったのだった。 峰島と真目家の確執を知る女性スヴェトラーナ・クレール・ボギンスカヤの失われた過去。セルゲイの後継者と目される狂える天才イワン・イヴァノフが握る秘密。彼らと由宇が交わるとき、封じられていた歴史の扉が開かれる!? 生存が絶望視される岸田達の消息は? グラキエスから逃れるため、闘真達一行が繰り広げる決死の逃避行の行方は? 怒涛の展開に目が離せない!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前巻から2年超開いての続きは風呂敷が更に広げられますが、
それまでの展開が既に常軌を逸しております。力を持つ者達の都合の良い展開と見るよりは、
常人の域を超えた世界の鬩ぎ合いと受け止めるのが良いかと感じます。
一般社会、生活の中で万能者が活躍している訳ではないので。
この様な非現実的、常ならない世界を描いた作品では、その設定如何で綻びが生じ、
世界観を損なったり、作者の文章力如何で現実感を損ね、
嘘っぽさを強く意識させてしまう事が多々あるかと思います。
しかしこの作品に於いては徹底してシリアスに描かれ、設定も確固たるものがあるので、
SF的要素とアクションとが程良く融合した作品に仕上がっていると感じます。
その知能によって身体能力ですら超人的なものに引き上げる由宇であっても、時折弱さも見せ、
度々危機に見舞われてもおり、死への意識も存在しております。
闘真にしてもオカルト的に超人的な能力を振いますし、考え足らずに突っ走ることもありますが、
他の作品の主人公に見られるような都合の良い力の発揮と無自覚な驕りには至っておりません。
苦悩する様は過ぎた力はあっても人間であることを感じさせますし、
それもまた作者の構成力を表しているでしょう。

物語はグラキエスの脅威から未だ脱しないまま、次巻へと展開を引き摺ってしまっていますが、
どの様に二人の若者をまた繋ぎ、事態を収めさせるかが注目されます。
とは言っても、続きが発表されるまでに2年以上の時間が空くのは避けて貰いたい気がします。
流石に読み始めでは物語の流れが、登場人物の特徴や関係図が断片化しており、
それを繋ぎ直すのに手間取りました。読み返せば良かったのでしょうが、他にも作品は出ていますし、
9Sも結構な量があります。作者が病気であった時期もあったようですが、
出来れば続きは1年以上空けないよう願います。

0
2012年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

好きなんだけど、今回は待たされた分、評価低め。

闘真はいつ復活するの?
弱いまま?
強いのが次々でてきて、
でも封印されたままで本気なし。
アムロっぽい主人公。
このまま終わらないんだろうけど、封印も解くんだろうけど
引っ張りすぎなような。

岸田博士も実はすごい人。
元凶?


まだまだ目が離せないんだけど、続きはきになるんだけど
延命っぽくなってきてちょっと悲しい。


待ってる間に記憶が薄れる(サタンってどんなだったか記憶が・・・・ない!)から執筆をもう少しだけ早くお願いします。

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2012年07月12日

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