あらすじ
この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく!迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。ところがある日、そのチーズが消えた!ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を…。大手トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。状況変化への対応を説いたビジネス書として、人生のいろいろな局面を象徴した生き方の本として多くの人に読まれています。アナタの人生は確実に変わる!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
変化というテーマが最高
変化とは怖いものだと思う、何故なら変化を乗り越えることは大抵大変な何かを伴うからだ。しかし考えてみると、この本に書いてあった物語のように、変化の後には大抵落ち着いた空間が広がっている。それを自分の努力のおかげだと言う人がほとんどだろうが、それはつまり自分には変化を乗り越えてまた新しい自分が楽しめる環境を手に入れられるということだ、変化の最中は辛いが、変化が終わると新しい幸福が待っている、当たり前の事実だが、とても大事なことを気づかせてくれた本だと思う。
チーズはどこえ消えた?
現状に満足、現状がいつまでも続くと鷹を括っていると取り返しのつかない事になる。
あぐらをかいたり、変化を恐れ行動しない事が結果1番の失敗に繋がるということ。
自分のちっぽけなプライドは自らを後退させていくのかもしれない。
この物語と自分の現状を重ね合わせることで、何が足りなくて、何を改めて、どう行動したらいいのか明確に分かる。今の自分に違和感を感じてる人はすぐ行動できるし、現状に満足している人にも何か気づく事があるかも。読みやすい楽しい作品でした。
Posted by ブクログ
変化をすぐに発見、対応を行い、すぐに行動に移せる人が上手くいく。行動に移すときに恐怖に襲われるかもしれない。その時に、これを乗り越えたらこんな明るい未来、乗り越えた後の自分の姿を想像して行動する。今後些細な変化にも気を配り早期発見、即対応していきたいと思えた本だった
Posted by ブクログ
「チーズ」は、私たちが追い求めているもの(欲しい物、ありたい姿)のメタファー
自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたがる
もし恐怖がなかったら何をするだろう?
つねにチーズの匂いをかいでみること。そうすれば古くなったのに気がつく
新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる
恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
変化を前提として変化に備え、そして変化を楽しむ
古いチーズに早く見切りをつければそれだけ早く新しいチーズがみつかる
チーズがないままでいるより迷路に出て探した方が安全だ
従来どおりの考え方をしていては新しいチーズは見つからない
早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
チーズと一緒に前進しそれを楽しもう
チーズが消えた
「チーズが消えた」
迷路の中で起きた出来事を巡っての、ネズミ2匹と小人2人の物語。
チーズとは、私たちが人生で求めるもの
迷路は、チーズを追い求める場所
自己啓発本としてはとても読みやすく、シンプルな物語。格言も分かりやすくチーズの絵と一緒に書かれているので、読んだ内容の振り返りもしやすいです。
ただ、自分が実際にそのネズミと小人と同じ状況下にいたらどう考え、行動するか。今までの行動を振り返ったり、自分のクセを客観視したり、と自分事として考えさせられる本です。
私は現在はITのフリーランスをしながら、お店の経営などをしていますが、そこに至るまでこのネズミと小人のように考え、行動する場面が沢山あり、チーズ(私たちが人生で求めるもの)を見つけるまで努力をし続けてきたからこそです。
色んな人と自分だったらどうする?を話し合うと面白いですね。
大切にしたいことが満載
事務職で窓口業務に従事している30代の男です。仕事に役立つかなと思い読みました。ホーの行動は常に心掛けなきゃといけないことがまとめられていてとてもためになりました。変化についての自分の捉え方や振る舞い方を考えさせられる本だなと思います。仕事だけでなく私生活だったり部活とかにも活きるかなと思います。読んでいるとわかってる!と思いながらもちゃんとしなきゃと思わせられます!是非読んでみて下さい!
Posted by ブクログ
本書は、変化を前提とした思考と行動の重要性を、極めてシンプルな寓話で示した一冊です。経営者が読む価値は、“変化対応”を個人の姿勢ではなく、組織行動の原則として捉え直せる点にあります。
物語の中心にある示唆は明確です。環境は必ず変化し、現状維持を選ぶことは「安定」ではなくリスクの先送りに過ぎないということです。この構造は市場競争と同じであり、変化を予測し、先に動く者だけが次の機会を獲得します。また、恐れに固着する登場人物と、即行動に移すキャラクターの対比は、組織内で起こる典型的な反応を象徴しています。経営者としては、どのタイプが自社に多いか、また変化を阻害する要因がどこにあるかを考察する材料になります。重要なのは、物語の結末が“正しい答え”を示すのではなく、変化を常態とする思考体質の構築を促している点です。
これは事業運営におけるレジリエンス強化そのものであり、短い内容ながら経営判断に通じる本質的示唆を含んでいます。
総じて、本書は「変化を恐れず、試行速度を上げることが競争優位につながる」というシンプルだが経営に直結する原理を再確認させる一冊です。
組織の動きが重くなったとき、原点に立ち返るための教材として有効です。