あらすじ
老親が亡くなったり、施設に入ったりしたあとに浮かびあがる大問題。それは「親の家を片づける」こと。モノが捨てられない世代の親たちがそれまでの人生で溜めこんだ、膨大な荷物をなんとかすること。ある日突然にふりかかり、親の家が自宅から遠く離れている場合も。いつから、どこから、どうやって始めたらいいのか……いざ始めてみても、捨てられないが保管場所がない、どう処分していいかわからない、自分だけでは判断がつかないものなど、いろいろなものが出てくる。何年も堂々巡りをする人も。けっして他人事ではない、現代のやっかいな大問題に立ち向かった人の実例をもとに「親の家を片づける」ために必要なことをじっくり解き明かした。
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Posted by ブクログ
2013年に出版の本。高齢化も深刻になり益々身近な問題となりそうですが、他人から聞くことも話すこともしにくい話題かと思います。当事者にとって、同じような体験をされた人の話を読むことは、なんらかのヒントや共感が得られることかもしれません。
Posted by ブクログ
小さな建て売り住宅に住んでいる自分も今、溜まりに溜まったモノを捨てようとしているが、なかなか捗らない。
ぼくが今突然死したら、残された家族はぼくの部屋にある品々をどうするだろうかなあ。
心配することはない。あまり折り合いが良い方ではないので、あっさりまとめて全て捨ててしまうだろう。
それにしても、見られてはちょっと恥ずかしいものが無いわけではない。
人間、いつ死んでも良いように準備しておかねば。
Posted by ブクログ
家族と一緒に考えても業者に頼んでしまっても構わないと思うが、
一人で考え込まないのが大事だと感じた。
思い出の品とか、割り切って捨ててしまえと思っていたが、
いざこの状況になったとき本当に捨てられるのだろうかと
ちょっと不安になった。
Posted by ブクログ
明日は我が身。親が元気なうちに、自分が元気なうちに一読しておいた方がいい。
同じ内容をネットサイトでも読めるけれど、本を買わせるためか簡便な作りのサイトではないので読みにくい。サイトを見て興味があれば本をお勧めします。
Posted by ブクログ
ある日突然、膨大な老親の荷物や家の整理と処分があなたの身に降りかかってきたら、どうしますか?・・という文章がタイトルに沿って並んでいるこの本の内容は、まさに降りかかるという表現どおりに否応なく、その老親の子供である私たちの年代の役割として課せられた社会現象なのだろうと思いました。
この本にはタイトルどおりに、残された親の家の膨大な物の整理と処分、さらに片親の介護問題や兄弟や親せきとの確執等など切実な体験をした15人の人々の例が時には写真も添えられてまとめられており、現実に迫ってきます。高度成長期に家庭を築いてきた親の年代である70~80歳代の方たちは、大量消費社会の恩恵を受けた、もったいない文化、何でもとっておく性質の方々。さらにこの年代に現れ始める認知症状の出現が輪をかけてことをやっかいにする・・
勿論自分の親ももれなくその年代の範疇にありますから、この本に載っていることは例外ではないのが恐ろしい・・老親の家もそうであるように、ものは放っておくと増えるもの。終活という言葉が流行る昨今ですが、これはさらに自分の子どもたちにもたらすこと。これからは後始末も考えながら、自分の身の周りも処さねば・・と考えるに至った次第です。
Posted by ブクログ
親の居る人には必ずこの時がやってくる。
思い切って処分したくても、親が大切にしていた物となると様々な思い入れもあると思う。
中にはこのドキュメントにもあるように自らの老いを悟り、生前、身の回りの整理をきっちりし、亡くなった後のことまで託して生涯を閉じる人も居るが、稀だろう。
残された人の多くは大変な思いをしているようだ。
自分自身もある程度の年令になったら子ども達に迷惑をかけぬよう整理していかねばと思った。
Posted by ブクログ
実際に自分の親の家を片付けた15人のドキュメンタリーです。ある日突然片付けなければならなくなった人。50代、そしてその親80代。この年齢で大きい家の中のそれも膨大な量を片付けるには大変なことだと改めて痛感。
読めば親の家を片付けたくなると思います。
Posted by ブクログ
ほんと大変。全然進まず…だけど
妹の協力なし。金も手も出さないけど口は出すみたいな
ケース⑫はちょっとかわいそうな気が
ショックで認知症になったりしませんように(ー人ー)
もっといろいろなケースがありそう
そして情報がほしい
もう少しがんばれって感じの本
Posted by ブクログ
親の家を少しづつ片付けようと思ってるので、他人事ではない話。
豊富な例で、だいたいのシュミレーションができてありがたい。
最後の自分で自分の周りを身綺麗にした親の話など、自分もかくありたいと思った。
Posted by ブクログ
50代、60代の人がその親の家を片付ける。それは通常の掃除、片付けではなく、家をたたむまでの15例が細かくえがかれている。
どの人も苦しみながら一生懸命現実と向き合って、泣きながら家を片付けている。
まったくの他人、または片付けを商売にしている人だったら機械的にどんどん片付けていけることができるだろうけれど。そこには、膨大な物と思い出がつまっている。
それらの物の行き場を与えなければならないが、ほとんどは廃棄しなけれればならない。
本当に物はいずれ、いらなくなるもの。物を持つときには、その最後をどうするかまで考えてから手に入れる必要があるとつくづく思う。
どんなに価値があるものでも、どんなに高価なものでも、使う人がいなけれれば、ゴミでしかない。それを処分するには莫大なお金も必要になる。
生きていくために必要なものは本当に少しでいいんだな。そして、自分がいなくなったとき、「もったいないな」と思わず廃棄できるものだけ使っていればいいと思う。高価なものは私には必要ない。
Posted by ブクログ
親の家を片づけるのは、親が亡くなってからではなく、終の住処に引っ越すときや、子どもと同居するときにも片づけが必要です。
何十年も生活してきて、持ち物も半端でない親の家。
片づけるのは至難の技とか。
どのように片づけるか、15人の実例から、何か見えてくるものがあるはず。
知識ゼロよりも、知識のあった方が断然効率がよくなる、親の家の片づけ。きっと参考になると思います。
Posted by ブクログ
読物としてより実用書として。兄弟間、夫婦間のものに対する感覚の違いはつくづく共感。読物としては身につまされる。自分から片付ける親の話にうらやましいやらため息が出るやら。
Posted by ブクログ
物の無い時代に育った親の世代は本当に「物を持っている=豊かさ」と思う節
があり、物を貯めこむ傾向にあるのはうちだけじゃなかった(笑)
平素自分も片付けがおっくうになって家を散らかしがちだけど、歳をとると身体の自由もきかなくなるし、何が必要で何が不要かの判断もきかなくなるのが片づけられない要因の一つなんだね
実家の片付もあまりに膨大な物だらけでついつい目をそむけてきたけど、早いうちに取り掛からないと自分もどんどん歳をとってさらに動けなくなっちゃうもんね
毎日少しづつでも前にすすめはゴールは見えて来るはず
自分の終活もかねて少しずつ身辺をすっきり片付け始めようかな~と思わされる一冊でした
Posted by ブクログ
15例の通して思うのは、親の家の片づけにスタンダードはない 親の家は親が生きた証そのものです 親を説得すのはなかなか難しい。これまでの親子関係が問われます 親は、自分の家をもう片づけられない状態になっているのかもしれません
Posted by ブクログ
プライベートな空間は、持ち主の人生を語る。
古着deワクチン
人は大切なものは寝室にしまう傾向がある。男性は目線より上。女性は目線より下。
ヤマト お片付けサービス
ウェブサイト 「おいくら」
Posted by ブクログ
「介護」「遺産相続」そして「家の片付け」。老いるということは様々な問題を引き起こす。税金や法律の問題。人間関係。複雑に絡み合ってより問題を大きくしている。物を持つこと=豊かさというのは子の世代でもあまり変わっていないのでは?都心のマンション暮らしで処分することを余儀無くされているだけで‥。