あらすじ
全米大ベストセラーの話題作!フォーチュン誌が選ぶ「世界で最も有力な女性50人」の一人、フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグが、女性リーダーと男性リーダーへ贈る強いメッセージ。
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Posted by ブクログ
もう少しがんばってみようかなと思える、勇気づけられる本だった
「女性は自己評価が低い」には心当たりがあり、
それは自分が評価の指標をもって判断していないからだと思っていたけど、社会の風土の中で、そういう考えに至った可能性に驚いた
前に前に、「テーブルに着く」ことが大事だし、
仕事とプライベートをしっかりわけて、自分から自己犠牲を払いに行かないように気をつける
もっともだと思った。色々と成し遂げた人なのに、内面の弱さや脆さを書いてくれて、みんなそんなもんなんだなと思えた。
自分はフェミニズムじゃないと否定する、自分の中での偏見、できる女は嫌われるっていう考え、
あるよね…うんうん
Posted by ブクログ
前を向こう。声をあげよう。
アメリカはジェンダー平等が進んでいる、と誤解していないだろうか。もちろん日本社会より前に進んでいる部分はあるかもしれないが、日本社会で女性たちが悩んだり困ったりしていることは、アメリカにだって共通する。
著者シェリル・サンドバーグはフェイスブックCEOである。2人の子どもを育てている。決してスーパーママではなく、鉄の女でも女王蜂でもなく、仕事と家庭の両立に悩んだり、男性社会的な風習に苛立ったり、自分の中にある固定的ジェンダー観を振り払うのに勇気を払ったりする人である。著者は自分の人生から皆に呼びかけている。前を向こう、声をあげよう、変えていこう、と。女性だけではなく、男性も関わっていく問題なのだ。大切なのは皆が自分の選びたいものを罪悪感なく選べる社会である。
キャリアは梯子ではなくジャングルジムというたとえがよかった。一本道しかない梯子と異なり、ジャングルジムは自由な回り道があり、大勢がよい眺めを手に入れられる。
すぐにすべてが変わるわけではないが、少しずつ変わっていくべきだ。まず女性リーダーが増えること。固定的ジェンダー観に縛られた男女の対立だけでなく、自分が手放したものを持っている相手を羨んだ女性同士の対立も解消していくこと。いつの日か、女性◯◯という呼ばれ方がなくなるまで。ジェンダーではなく、個人の希望や性質がキャリアにとって最重要視されるまで。