あらすじ
少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side-Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。
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Posted by ブクログ
何気なく寄った本屋の棚から目をつぶって選んだ本
出会い方もあるけれど文のリズムとか
ほかの登場人物の発言とか、とても好みで驚いた記憶
また読んでしっかりフレーズも書き残しておきたい
Posted by ブクログ
暫く読んでいると、ある事に気づく。
主人公の名前が出てこない。
プロットは面白いのに、ページ数が少ないからか、登場人物の気持ちに少し寄り添いにくい。
side-Bを読んだら、感想は変わるだろうか?
Posted by ブクログ
のっけからワクワク
仕事の話も一卵性双生児の片割れとの出会いも楽しい
主人公の愛に関する気持ちがなんとなく、分かる気がして余計に感情移入
後半は段々切なくなり、でも最後に希望が見えてきたと思ったのに…side-Bが…えーっ、複雑な気持ちになりそう