あらすじ
男であれ女であれ、生まれてきたその場所をもっとよく知るための、必読書!イギリスの女性研究者が幅広い文献・資料をもとに描き出した革命的な1冊。図版多数収録。
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Posted by ブクログ
女性科学ジャーナリストの著者が、タブーとされてきた女性器の謎を幅広い文献、資料調査をもとに描き出した本。以下印象的だった箇所のまとめ。
・ヴァギナは歴史上様々な誤解を受け、科学的に無視されてきた。
・マスターベーションの害を防ぐため、過去クリトリス切除が行われていた。
・ヒステリー治療のためにヴァギナ・マッサージが医師によって行われていた。
・バイブレーターは、ヒステリー治療のための医療器具として販売されていた。
・治療のための医師マッサージによるオーガズムはよいとされたが、女性自身によるマスターベーションは、非道徳な行いだとして嫌悪されていた。
・ヴァギナから子宮にいたる生殖器は、精子を運び受胎するための単なる入れ物でははない。精子の選別や受胎に積極的な役割を果たしている。
・多くの動物は、オス同様メスも、複数の相手と交尾する。