あらすじ
石ノ森章太郎のあの名作「人造人間キカイダー」を、大人気作家・松岡圭祐が完全小説化!! 読み応え十分の本格冒険SF小説の傑作が日本を震撼させる!!
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Posted by ブクログ
コミックの小説版というイメージでしょうか
幼いころにテレビで見た衝撃が残る世代として
非常に面白く読みました
そうはいっても、映像化は「なし」の方向で…
Posted by ブクログ
石ノ森章太郎の名作マンガを松岡圭祐がアレンジして再構成した作品。
幼少の頃にテレビシリーズで見たキカイダーのおぼろげな記憶だけを頼りに読み始めたが、どうやらいろいろなところで指摘されているように、テレビシリーズのオマージュがそこかしこに散りばめられているらしい。舞台を現代に置き換えているため、キャラクターの名前が古っぽかったり、サイドカーやギターを抱え、サングラスを額にあげたスタイルなどはややそぐわない印象もあるが、概ねあの頃見たキカイダーを彷彿とさせる。
とはいえ、ストーリーはほとんど記憶していなかったのである意味新鮮に感じた。命の尊さや善悪など、深いテーマを内包しているが、アクション娯楽作品として読むこともできる。
松岡圭祐特有のタッチというべきか、様々なシーンが実にアッサリと、サラリと描かれているため、テンポはいいが深みが足りない印象もある。いろいろな要素を詰め込み、なんとか時間内におさめるために駆け足で展開して内容が浅くなってしまった映画を見ているようで、面白いのだが物足りない。
が、ザコキャラであるはずのアンドロイドマンの視点から描かれているシーンなど、より立体的に説得力を持たせようとする試みは成功し、これが後にジローとミツコの関係に絡んでくるなどの展開はさすが。
本作を読みながら、石ノ森先生のマンガの方にも手を出したくなってきた。
Posted by ブクログ
元の作品は実は読んだことないのですが、松岡圭祐さんの新作だったので買ってみました。
震災後の現代版、面白かったです。
松岡さんの最近の作品は、人の死なないミステリ・万能鑑定士シリーズですが
本作品は全然そうでなく、千里眼シリーズを思い出しました。
Posted by ブクログ
2014年映画化。石ノ森章太郎の伝説的名作が本格SF冒険小説となり蘇る。震災後の日本、二足歩行ロボット開発に革命的進化をもたらした研究者が姿を消した。時を同じくして、彼の娘である女子大生の周辺に怪しい男たちの影がちらつきだす。
赤と青半身ずつという異形のアンドロイドはなぜ誕生したのか。
「催眠」「万能鑑定士Qの事件簿」「ミッキーマウスの憂鬱」の
松岡圭祐により生まれ変わった驚異的な面白さを誇る長編登場。
私、原作?のキカイダーは知らないのです
何となく名前だけ知っていたって感じです
だからキカイダーが好きだから買ったわけでは無くて、松岡圭祐が好きだから買ったんです
でも面白かったよ~
昔のアニメなのに、現代風にちゃんと変えられてあって、もちろんSFだから
現実味は無いけど、今の時代のものとして読めました
そして、途中からキカイダーが可愛いそうで、ロボットなんだけど
健気に戦う姿、心に近いものを持ってしまった切なさがなんとも・・・青い色の医療救護救難用のゼロダイバーと赤は戦闘用のフュージティブ・フロム・ヘル 両方兼ね備えたキカイダー,
本人は(人ではないか)全身ブルーになりたいんだよ・・・・切ない
あとは変身時のセリフがカッコイイ
「コンバージョン、アンドロイドモード」”ミッションコード=キカイダー”
戦う場面が多すぎて、眠くなっちゃってなかなか読み終えられなかったんだけど読み終えたときには達成感 面白かったです