あらすじ
琉北大学の職員・島本龍也は、学生の御園百合菜から指導教授のセクハラの相談を受けた。だが百合菜は、大学内の女子トイレで惨殺死体となって発見される。しかも事件は、獣のような金切り声を現場に残す女子学生連続殺人へと発展していった。かつて猟奇殺人事件を解決した琉北大学教授の高倉孝一もまた、事件の渦中に巻き込まれていく。日常に潜む闇の恐怖が忍び寄る!
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Posted by ブクログ
この方の作品を続けて4作読みました。
テンポの良さと予想外の展開に惹きつけられます。中でも、この作品が一番私好みです。前作クリーピーの続編ですが、前作の中心となった教授はあまり登場しません。その教授が勤めている大学で起こる連続殺人事件をそこの事務職員の目線で進めていく作品です。最後の最後まで展開が読めませんでした。なので、後半は一気読みしてしまい、次に読む作品を決めてないので今、困っているくらいです。
また、少し間をおいて、この方の作品を読んでみようと思っています。
Posted by ブクログ
クリーピーほどの狂気さは無いが今作も狂気だった
怪しいと思われる関係がありながらも、犯人とは繋がらずもやもや感と
主人公の高まる殺すことへのはらはら感によって
早く先を読みたい気持ちに急かされた。
連続殺人の被害者は気の毒と思えたが、主人公が殺した唯は自業自得とも思えた。
高倉さんが主人公じゃないのに圧倒的な主人公感
描かれ方が面白かった。
Posted by ブクログ
前回のミステリーテイストの作品の方が好きだった。今回のは罪と罰に寄せてる気がして、しかも結末がイマイチ納得できないというか、腑に落ちないというか。何が書きたかったのだろう?
Posted by ブクログ
前作クリーピーで隣人の犯罪に巻き込まれてから10年ほどたち、今は東京郊外の大学で教鞭をとる犯罪心理学者の高倉教授が、またクリーピーな犯罪に巻き込まれる。
「身の毛もよだつ」という意味では前作の衝撃には及ばないし、殺人現場で聞こえたというスクリーチ(金切り声)に「なんだろう?」と、ちょっとポーの「モルグ街の殺人」やらを思い出したりしてワクワクしたけど、正体を知ると何ということもなく…
主人公が性格的にもいけてなくて残念。
高倉教授だけが、脳内で西島秀俊に変換されていたのが救いだった。