あらすじ
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「曲がり角のさきにも必ず素晴らしい出会いがあり、
美しい景色が広がっています」
女学校に給費生として入学し、関東大震災や戦争を乗り越え、戦後、日本で初めて『赤毛のアン』を翻訳した村岡花子。アンの数々のエピソードと不思議な縁でつながる彼女の生涯を、NHK連続テレビ小説『花子とアン』の原案・村岡恵理の文章と、人気イラストレーター・わたせせいぞうの絵で贈る、勇気と希望に満ちた珠玉の絵本。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「花子とアン」の放送の頃に出された本で、朝ドラの展開を思い出しつつ読んだ。
ラジオの呼びかけ、「全国のお小さい方々…」懐かしい!
アニメ「アン・シャーリー」を観た後だったこともあり、花子の生涯を追いながら、アンのストーリーを読んでいるような錯覚があった。
村岡花子は『赤毛のアン』を読んだ時、「これは自分の話だ」と思ったのではないだろうか。
46歳で『Anne of Green Gables』に出会い、翻訳し、59歳で『赤毛のアン』を翻訳出版。66歳までに、全10巻を翻訳出版。自分のこれからの人生で、このようなことがありうるのだろうか。
わたせせいぞうさんの描く風景が繊細で、とても素敵な本だった。
Posted by ブクログ
村岡花子という方については、連続ドラマになった事、赤毛のアンの訳者位しか知らなかった。才に溢れた人、そして、激情の人のような気がする。イラストに僅かに加えられたストーリー。
Posted by ブクログ
私は赤毛のアンを読んだことがなく、朝ドラをみていなくて、わたせせいぞうを懐かしく感じる。そうこんな私にとってこの本、絵本といったらいいのかもしれない、は、とても素敵な本だった。
わたせせいぞうの絵が懐かしくて懐かしくてたまらなかったし、何より、村岡花子にとても興味がわき、そして今さら、いえ、今こそ赤毛のアンを読みたい!という気持ちになっている。
Posted by ブクログ
京都駅ビル美術館「わたせせいぞう展」で買ってきた
ストーリーは「アンのゆりかご」の方がよほど心打つけれど、これは大人の絵本として楽しめる
絵がやさしくて幸せにしてくれる
朝ドラで人気なんですね、私はみていないのだけれど
《 曲がり角 不思議な出会い 待ってるね 》
Posted by ブクログ
昔観た朝ドラ「花子とアン」のそのまんまじゃんと思っていたら、何と云うことはない『NHK出版』でした。
アンと付けば看過できない悲しい性(笑)。
村岡花子さんの義理の孫にあたる村岡恵理さんが原案で、わたせせいぞうさんがイラストを担当しています。村岡花子さんの生涯を懐かしく振り返りました。花子の腹心の友はダイアナの替わりとなる柳原白蓮。ドラマで白蓮を初めて知り、林真理子さんの『白蓮れんれん』を読んだのを思い出します。柳原白蓮は筑紫の炭坑王の妻で美貌の歌人でもあり波乱万丈の生涯を歩んだ女性で、朝の時間を楽しみに待っていました。
あの頃の朝ドラはとても面白かったのに~。
わたせせいぞうさんは大学卒業後同和火災海上保険の総合職として勤務していて、入社3年目に永井路子さんの講演会を聞いた後で直接自作の4コマ漫画を持っていき、永井さんに「渡瀬さん、漫画家になりたいんだ!」と言われて漫画家になることを意識し始め、二足の草鞋から始まったというエピソードも知り、なかなかの御人だとつくづく思わされます。CDのジャケットなどでお馴染みの方でしたが、こんなご縁もあるのですね。