あらすじ
占い師のミス・サラと人形のマリーが訪れた屋敷は名門の旧家。千年の時を呼び止めたように咲き誇る桜の下には、鬼が眠っていた。牙と角持つかの者を目覚めさせたのは誰!? 憎い相手を十年の寿命で呪殺する! 好評リベンジホラー!
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Posted by ブクログ
曽祢まさこさんの新刊。
前がハーレクインだったのですが、こっちも続いていたようで、よかった。
短編集ですが、やっぱり考えさせられるようなお話がいっぱい。
特に最初の「欠陥家族」は、ニュースでもたまに見かけるような、子供に万引きさせたり、給食費未納問題や理不尽なクレーマー、子供に保険金をかけて殺そうとするといったモンスターペアレントの話で、これはネコさんにやって欲しかったですね。
「殺意の館」では、ネコさんががんばったのに、結局依頼者が来なかったり、その話の続きが最後の「悪夢狩り」につながってたりします。
「悪夢狩り」は、少女の一言で母親が殺され、父が自殺。その原因となったプレゼントの正体が分かったときは、母がかわいそうになりました。。
やっぱり、曽祢さんの作品は、こういうのがいいです。