あらすじ
写真と文章で自宅を紹介するスタイリッシュなブログが評判で、そのモデルルームのような文字通り“なんにもない生活”は、汚部屋に棲むすべての人たちから羨望のまなざしを受けています。しかし、そうなるまでには、「捨てたい病」を発症した彼女と家族との長い葛藤(戦い!)がありました…。極度の断舎離に至ったことの顛末を自身によるコミック化で再現。かつては汚部屋の住人だった彼女が「なんにもない生活」に至るまでには、涙と努力の紆余曲折があった!? 単行本ではそれが明らかに! ※巻末カラー(32p)には、まいさんのおうち拝見コーナーを収録! お気に入りインテリアグッズ紹介やQ&Aコーナーもあるよ♪
...続きを読む
「なんにもない家」に憧れ、家じゅうのいらないものを捨てまくる!極限までモノを減らした生活に取り組む「ゆるりまい」さんの日常を描いたコミックエッセイ。
とにかく驚くのは、「捨て」への執念!その「捨てっぷり」といったら…ご主人にもらったペアリングや、卒業アルバムまでも捨ててしまうほど!
正直、そこまでやらなくても…と思いますが、常に家の中に「捨てるもの」がないかチェックするという心がけには、深く感心しました。そういう視点で見ていくと、「必要ないけどなんとなくとってあるモノ」って、意外とある…!
読後はそんなモノたちが無性に気になり、猛烈に片づけを始めてしまいました。
ほんわかしたイラストとは裏腹に、ものすごい原動力を与えてくれる本。「最近部屋が片づかない」「片づけたいけどやる気が出ない」…そんなあなたにオススメです!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
汚家⇒なにもない部屋になった過程がわかりやすかった。
お母さんやお祖母さんの気持ちにすごく共感する。
だけど、ものがないことのメリットの大きさにびっくりする。
「それを含めてまいちゃんなんでしょ?それなら僕は全然平気だよ」とか
「4人で住みましょうよ。たくさんの大人に囲まれて育つ方が子供教育にもいいし」
「4人で住んだら楽しいですよ!」とか
つとむくんの人柄がよすぎて、癒された。
登場人物みんなすてき
Posted by ブクログ
漫画で読みやすい。
断捨離にハマった時に、読んだ本。
最初から、あの部屋では無かったんだと少し衝撃ではあったが、人生の転換期があったんだと分かった。
ここまで徹底するか!と思うぐらい物がなくて、写真もあって楽しく読めました。
匿名
捨ての変態
汚屋敷出身の作者、失恋で死にたくなり身辺整理して捨ての快感に目覚めます。実家暮らしだと自分のものしか捨てれないから、汚さに気づいてしまうと逆にストレスだよね。
そんな時、3.11で汚屋敷は凶器と化します。
片付けできない人ができるようになる話なので、何からやって良いか分からない人は参考にできそう。
物を捨てたい病
非常に共感しました。私も家族が物を捨てられない病。東日本大震災時には同じく東北に住んでいたので凶器となった物たちにひどい目にあわされました。それでも、家族は懲りていないようで今は物さんの為の部屋が2部屋。不要な物を捨てれば月の家賃は3万は下げられるでしょう。自分のエリアを片づければ片づけるほど、空いたスペースを侵食されているので作者さんの昔の気持ちに近いのかもしれません。ああ、やはり家族を甘やかさず、引っ越しの荷造りや荷ほどき、収納は自分でやらせるべきでしたか。作者さんの今の生活がうらやましくて仕方ないです。