【感想・ネタバレ】昭和天皇伝のレビュー

あらすじ

第15回(2011年)司馬遼太郎賞受賞作。
日本の命運を若くして背負わざるをえなかった君主はいかに歩んだのか。昭和天皇の苦悩と試行錯誤、そして円熟の日々――。我々は後年の円熟味を増した姿で昭和天皇についてイメージし語ってしまいがちだが、昭和天皇が即位したのは25歳。世間では天皇の神聖さが説かれていても、右翼や保守派の重臣たちは天皇をかなり手厳しく見ていた。本書は側近や実力者たちが残した膨大な日記など、一級の史料を丁寧に掘り起こし、生真面目で気負いのある若かりし頃から晩年にいたるまでの多面的な昭和天皇の姿を描く。「昭和」という時代を理解するために必読の評伝!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

国家の象徴に生まれるとか想像できますか?昭和天皇の生涯を綿密にまとめた一冊。同時に昭和の戦争の時代を総覧できる。


 象徴。シンボル。前に司馬遼太郎の本でシンボルの語源はギリシア語の「割符」から来ているとあった。象徴とは半分なのである。とあるものの本質の一般共通項という半分だけを表すものがシンボルなのである。
 天皇は日本の象徴。日本人の精神性の一般共通項が天皇にはあるってことかな。
 日本国民にはこれほどの奥ゆかしさはまだあるのだろうか。

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2015年09月18日

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