あらすじ
何かと話題の『アンネの日記』、『コーラン』『種の起源』、ケインズ、フリードマンの経済書まで。
『聖書』の基礎を知ることで見えてくる歴史の流れとは? 革命の原動力となった『資本論』の論理とは? 世界に大きな影響を与えた10冊の本を池上さんが厳選、その内容をわかりやすく紹介するとともに、歴史的意義を解き明かします。私たちが生きる現代を形作っている思想や、日々メディアで報じられている国際問題の源泉がこの1冊でわかる!
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Posted by ブクログ
アンネの日記 母親に対しての記述、性的な記述があった
聖書 福音書は著述が被るところがある チェルノブイリはヨハネの黙示録で暗示されていた
コーラン シーア派とスンニ派 五行 イスラム金融
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックス ウェーバー
資本論 カールマルクス
イスラーム原理主義の道標 サイイド クトゥプ イスラーム化されていない社会全ては無明社会 神の『唯一絶対性』に基づいていなければならない
沈黙の春 DDT 複合汚染 化学薬品に囲まれた生活
種の起源 チャールズ ダーウィン 社会ダーウィニズム ダーウィンは1930年代生まれ父は裕福な開業医、母はウェッジウッド
Posted by ブクログ
世界に影響を及ぼしたであろう10冊の本が、池上さんらしく紹介されています。
元々世界文学に興味があり、それらを読み解くには宗教・聖書や神話などの知識がないと理解が浅くなるな、と感じてはいましたが、この本によってさらに再感しました。宗教vs科学、社会・経済発展vs自然など一方に偏らず、「さあ、皆さんならどう感じますか?どう考えますか?」と問いかけてくる内容が、池上さんらしい文章になっています。
紹介されていた本を読みたいとは思いますが、この本を読むだけでも、現在の世界が抱えている問題・課題を知ることができるように感じました。
雑誌で連載されていたものをまとめた書なので、さらっと読める点も良かったです。
Posted by ブクログ
アンネの日記でユダヤ人に同情的な世論ができた。でもそれによって同じようなものを書いている子供がガザにいるかもしれないっていうのが一番印象に残った。
結婚するとき、永遠の愛をキリストに誓うのも日本の神に誓うのも違和感!と思った。
経済系の話は難しかった。
Posted by ブクログ
何かの本でオススメされていた1冊、著者である池上彰氏が選ぶ「世界を変えた10冊」。
読み終えて、なるほどなぁ...と納得させられましたが、本書で著者が解説してくれる10冊、恥ずかしながらそのうちの1冊すら手にしたことのないものばかりでした。
〇アンネの日記
〇聖書
〇コーラン
〇プロテスタントティズムの論理と資本主義の精神
〇資本論
〇イスラーム原理主義の「道しるべ」
〇沈黙の春
〇種の起源
〇雇用、利子および貨幣の一般理論
〇資本主義と自由
個人的には「アンネの日記」「聖書」「コーラン」「イスラーム原理主義の「道しるべ」」にて、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三つの一神教について理解が深められたことだけでも読んだ価値があったと思います。
恥ずかしながら言葉としては知っていたキリスト教の「旧約聖書」「新約聖書」の違いや、ユダヤ人の歴史やムハンマド、ジハードにラマダーン等の知識、イスラム原理主義やムスリム同胞団についてうっすらとではあるが知識が深まりました。
反面、「資本論」以下、経済学についてはまだまだ私自身の知識と理解力不足を痛感させられました。
いつの日か本書で紹介頂いた10冊を少しずつでも読み進めていきたいと思います。
説明
内容紹介
池上彰が独断で選んだ「世界を変えた10冊」をわかりやすく紹介。 誰もが知っている書物の意外な事実を伝えながら、その歴史的位置づけを徹底解説した、 現代人、必読の書。 ・『アンネの日記』が中東問題に影響力をもつその理由とは? ・日本人だけが知らない『聖書』の内容とその歴史 ・『コーラン』から見えてくる穏かなイスラム教 ・禁欲主義が成功を導く?『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 ・『資本論』は資本主義の欠落を暴き、革命を招いた ・アルカイダの教本『イスラームの原理主義「道しるべ」』の中身 ・放射能、農薬……科学の落とし穴を告発していた『沈黙の春』 ・『種の起源』が招いた宗教VS科学の対立に悩まされるアメリカ ・経済不況の処方箋となった『雇用、利子および貨幣の一般理論』 ・『資本主義と自由』の価値観がリーマン・ショックを招いた
内容(「BOOK」データベースより)
『聖書』の基礎を知ることでみえる歴史の流れとは?革命の原動力となった『資本論』の理論とは?『コーラン』『種の起源』『アンネの日記』からケインズ、フリードマンの経済書まで、世界史に大きな影響を与えた10冊を池上彰が厳選、その内容と歴史的意義を解き明かす。現在の国際問題や思想の源泉がわかる、現代人、必読の教養書。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池上/彰
1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者、キャスターを歴任する。94年から11年間、「週刊こどもニュース」でお父さん役を務め、わかりやすい解説が話題に。2005年、退職。以後、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。12年より、東京工業大学リベラルアーツセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)