あらすじ
大陸中に影響力を持つ神殿教団を訪れたマヒロだったが、そこでは急進派の教皇が聖戦を発動していた! 戦火の中、聖魔杯の紋章を求めて奔走するマヒロは、教団の最重要人物“預言者”に出会う――衝撃の第一部完!
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Posted by ブクログ
おっおっおもしろ!リアルに手に汗握ってて、閉じてみたら表紙が湿ってた!第一部完結に相応しい筋とラストでした。
戦争、戦闘、聖戦。ピンチをマヒロの機転で抜けたと思ったら、待っていたのは人間をものともしない、今までの行いを否定するような魔人。そのあとの帝国姫との会談を得て、開戦。容赦ない一撃と完全な敗北。パリエルもの裏切り。でも、そこでは終わらない。
圧倒的な力、ってのが一つのキーワードかも。マヒロと紋章があれば、帝国が奮った暴力くらい簡単に出来る。でも約束というかルールがあるから使えないし使わない。ある意味ジレンマ。勇者ランデルディーもアンゼリカも、シリアスカッコいい面が見れた。
マヒロ側が失ったのはエーデルワイスら元々帝国の手駒だった者と名もない兵達、あとは父であるラヒル二世。帝国は聖魔杯を見越して彼らを潜入させていたのか?まさかエミリオまで裏切っているとは思わなかった!帝国の風将エーデルワイスってなんだそりゃ!?もう色々完璧すぎ。次巻はほのぼのボケツッコミが見たいです。パリエルとのやり取りが見られないのは寂しくなるかな。あと、あとがきも好きです。
イラストとの相性も本当にいい。動きと勢いがあって、バイク等の細かいパーツと街中等の背景も描けるってどれだけだ。