あらすじ
平清盛の娘、許されぬ愛の遊戯。「あなたがいたから、死ねなかったのです」。清盛の娘・徳子が、平家でただ一人生き残ったのは偶然ではなかった。禁忌を恐れず、憎むべき相手を愛してしまった女の懊悩とは――。後白河法皇の強さに惹かれた女の生涯。長編歴史ロマンス。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なぜか子供の頃触れてきたのは源氏の物語。
源義経など偉人伝。
だけど大人になってみると、平家が好きかも、と思う。
雅やかで上品で家族愛が尊い。
源氏みたいに兄弟で殺しあったり騙し合ったりしない。
そんなことを思った本でした。
壇ノ浦での場面は、本当に辛いのですが
この史実がこの後の世にどう影響していったか。
そして本当の愛とは何なのか。
考えさせられました。
それにしても法皇だめじゃん!
引っ掻き回したじゃん!
でもこの人の振る舞いで、また後の世が築かれたのね。
初めての作家さんでしたが
作家さんで選ばす、読みたい物語で選んだのは久しぶり。
宮本輝さんとの出会いもそうでした。
これからずっと長く読ませていただきたい作家さんが増えて嬉しいです。
Posted by ブクログ
自分に正直に生きる。との心構えしつつも院に翻弄され、遊ばれていると思ったり、あの言葉は真実だったと揺れ動いて、また揺れ動く一生を送って最後は分かり合えるのかと思ったら徳子のプライドなのか訪ねてきた院に毅然とした態度で別れをいう。その実私の心の内をわかって欲しい、心通わせたのではないか?と胸の内で叫ぶが徳子も院の言葉を信用していないし分かっていないのだから言葉にしないと分からないではないかと一見切ない恋愛のように感じだが考えれば考えるほどわがままで自己中なのかと思えてくる。
人の事は言えないが何も言わず分かってくれはないだろう。でも言えないのは日本人の奥ゆかしさと礼節なんだろうなぁ。そんな遺伝子が受け継がれているから自分もわかって欲しいと思ってしまう。