あらすじ
無差別暴力、コピーキャット型犯罪、震災――。「邪悪なもの」「人間的尺度を超えるもの」に対峙したとき、私たちが培ってきた常識的判断や生活者としての論理は瞬時にして無効化されてしまいます。そんな「どうしていいかわからない」状況に置かれた場合、人はどうすれば適切にふるまえるのでしょうか。霊的体験とのつきあい方から記号的殺人の呪い、災厄の芽を摘む仕事法まで、内田さんの智恵の詰まった1冊です。
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Posted by ブクログ
ちょっとオカルト?というタイトルですが、著者は内田樹先生なので、決してそちら側に行きすぎることはありません。「邪悪なもの」とは良くも悪くも『人間的な尺度を越えた』存在。それに対峙した時にどうふるまうか、というのが「鎮め方」という事。過激派、裁判員制度、1Q84、シリアルキラー、幽体離脱等々様々なキーワードでの切り口は、あい変わらず冴えてます。
Posted by ブクログ
邪悪なものと対峙した時、人はどう対応したらよいのだろうか?そんなとっかかりから話が進んでいきますが、かなり幅広いテーマを扱っていて、全然飽きない。確かにそうだとか、あぁそうか!とか。気がつかされることが多くて刺激的な本でした。