感情タグBEST3
Posted by ブクログ
行動をネットの投票で決定していくロボットが人に溶け込む作品。
ひとりの男性と親しくなったロボット。
性格を拗らせた男性が暴走し、それを民意で制御しつつ混乱する流れ。
拗らせた男性とその説得をする大勢。
その大勢の中にも、いろいろ人生があり拗れた問題があり。
説得する中で、ロボットも成長するが、投票する人々も成長する。
そんなドラマを盛り込みつつ、大きく進展しなんとなく第一部完。
コレで終わっていてもなんとなく納得のいくラストな気もするが、勿論3巻以降もあるので第二部へ続いていることでしょう。
ロボット工学三原則的な物がアレな感じでアレ。
こっち方面に進むのか。
開幕いろいろ行動を制限して、更に縛りが入って・・・。
なんか急展開で、先が読めなくて緊張感があります。
+短編も収録。
Posted by ブクログ
いくら言動を「多数決」で決定できても、
彼女の「意志」が決まらなきゃ
みんな何をよりどころに
冬(=主人公)を操作していいのか
わからないでしょ。
多数決の危うさを問う漫画
多数決で行動し発言するロボットの物語。そのロボットが強姦されて結果的に人を殺してしまう。それはある意味、民主主義国家が戦争に至るプロセスにも通じる。自分の意志を持たないロボットや、国家を動かす多数決原理には同じ危うさがある。最終的には法の支配を含め、それに関わる人達の民度が重要と気付かせてくれる。