あらすじ
大学院でプログラムの研究をする主人公・前沢は、工学部でヒューマノイドの研究をする井熊と出会い、お互いの研究内容を生かして画期的なヒューマノイドを開発する。人間そっくりに作られたそのヒューマノイド“ヒトガタ”は、インターネットを通じて無作為に選ばれたメンバーの「ネット世論」を反映して行動する機能を持っていた。“集合知”の力で常に適切な判断を下し続ける“それ”は、神にも等しい知性を持った人間の理想形になるはずだったが……ネット世論の暴走と、それを止めようとする主人公の奮闘を描くサスペンス。
顔なき大衆の民意が偽りの躰に宿る時―――――
誰も見たことのない人間ドラマが始まる!!
感情タグBEST3
凄いテーマ
今でいうところの人型AIを主軸にして、日本社会を描く漫画。
ただのAIではなく、人がネットを使って参加しながらAIの意思決定をしていくという発想が凄い。
多数決の危うさと人の心の闇が、鮮明に描かれていて恐ろしさを感じる。
発想
人間に見えるアンドロイドを、不特定多数の多数決によって操縦するというアイディアがおもしろい。面と向かって話していると表情や返事までの間が長すぎたりして不自然さに気づかれるのでは?と心配。次はどうなるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
テキストベースのチャットによる多数決で行動を決めて動くロボットって、設定に無理がないだろうか。動作や会話のレスポンスがめちゃめちゃ遅くて不審に思われるのが関の山じゃないだろうか。