【感想・ネタバレ】黒のクイーンのレビュー

あらすじ

ウィーンに住むフリーランスの保険調査専門探偵ホガートは、大手国際保険会社支社長からある依頼を受けた。ウィーンの美術館がプラハの展覧会に貸し出した絵画が焼失、調査に派遣した絵画専門の調査員は、焼失した絵画はすり替えられた偽物だったとの報告を残し行方不明になった。その調査員を見つけだしてほしいというのだ。プラハに飛んだホガートは、ひとりの女探偵に出会う。彼女が調査しているプラハの連続殺人事件の話を聞くうち、ホガートはとんでもない事実に気づく。『夏を殺す少女』で衝撃的なデビューを飾った、オーストリア・ミステリの名手が仕掛ける巧妙な罠とは?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「夏を殺す少女」と同じ作者だったので。

舞台はプラハ、絵画の焼失にウィーンから保険調査員のホガートが向かう。
前任の調査員が行方不明となってしまったためだ。
前任者の立ち寄り先の一つ、
「プラハの王」と呼ばれる密入国を取り仕切る犯罪者の家を訪ねて、
痛い目に遭うホガートだったが、女探偵に出会い、連続殺人事件にも関わることに。

古い映画に、チェスの棋譜に、解離性同一性障害とのせてくるなら、
もうちょっと長くても良かったのでは。
というのも、もう少し長く楽しみたかったのかも。

途中で登場した、ユダヤ人市庁舎の時計塔が興味深かったので、
うっかり調べてしまった。
素晴らしい。
プラハ、行ってみたい。

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「夏を殺す少女」で鮮烈な日本デビューを飾った作者による傑作ミステリ。
行方不明になった保険会社の女性調査員を探す依頼を受けたホガートがプラハで連続殺人事件の調査をしている女性私立探偵と知り合い、その事件にも巻き込まれて行く。
先に挙げた「夏を殺す少女」と比較すると、ジックリと物語が展開するイメージだが、まどろっこしさなどはなく、謎が謎を呼ぶ展開は先を読む手を休ませない。
「夏を〜」と共通する点といえば、主人公が身体的にハンディとなるものを持っている点や主人公とともに活躍する女性にトラウマとなるような過去がある点、二人が謎を解決するためには手段を選ばない行動をとる点が挙げられる。これらの要素は決して褒められないものもあるが、それによって物語がよりスリリングに展開して行くという点で読者をより惹きつける効果があるように思う。
本作は三部作として作られているようなので、次作の刊行が待ち遠しい。

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2014年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プラハで起きた火災の際にすり替えられた絵画。調査に向かった調査員の失踪。調査を依頼されたボガート。プラハの暗黒街のボス・グレコとの会見。グレコのオフィスで出会った探偵イヴォンヌの調べる連続殺人事件。8人の被害者。首を切られた遺体。被害者の遺体の中に調査対象の調査員シェリンクを見つけたボガート。第一の被害者の夫・ザイッチからの依頼。チェスとの関連に気がついたボガートとイヴォンヌ。事件に使われた棋譜の正体。

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2014年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「夏を殺す少女」の作者の作品。
上記に比べるとテンポなど悪い印象。
推理についてもちょっとご都合主義な感じが。
一番残念だったのはタイトル。
原作はどうかわからないが、このタイトルでなんとなく展開がわかってしまった。
3部作とのことで次作の邦訳に期待。

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2019年12月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

買ってから少し読んだ後、進まず、放置。
だいぶ時間が経ってしまいまして。。。
というのも、前半部分がちょっと読みづらかった。。けど、中盤から展開が早くて、一気に読んだ。
やっぱり、そのネタ。。とか、チェスは知らない。。とかあったけど、久しぶりのヨーロッパミステリーを満喫。
プラハの暗さを経験したくなった。

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2015年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルの「黒のクイーン」よりも、




「白のビショップは生きている」の方に痺れたのでこっちをタイトルにした方がと思った一秒後にそれじゃネタバレ極まれりだと我に返った。

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2015年05月07日

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