【感想・ネタバレ】あすなろ物語のレビュー

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Posted by ブクログ

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明日は檜になろうとする意志の象徴「あすなろ」
秀才肌の少年は、高校でやや落ちこぼれ、長じては平凡な新聞記者に。といっても、放蕩息子にはならない。
彼を取り巻く男女の「あすなろ」たちとの交流。未亡人にときめき、大胆な女たちに翻弄されそうにもなるが、決して危うい愛は渡らず、妻帯し、戦地も生き抜く。
面白みのない人生なのかもしれないが、周囲にそそぐまなざしの暖かさに好感がもてる。
いまの私小説にはもはやない爽やかさ。

克己を説いた大学生のでてくる、第一話が好き。
見上げた樹に教わるように、昔は身近な年上に人生を学んだもの。だからこそ、大人になるのが怖いとは思わなかったあろう。

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2017年08月23日

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あすなろの木はUSJのクリスマスシーズンに飾られているクリスマスツリーの木。「明日なろう」と言うのが由来とされている。理想の自分と現実の自分との対比というか描写が面白い

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2023年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自伝的な小説。あすなろは檜になろうとする少年。
親戚を心中で亡くしてしまう。女性たちが何人も出てくるが、そういう人浮きあうこともなく全然知らぬ人と結婚する。妻と子を疎開させてある少女と出会い仲良くなる。
くまさんの妻。春さんが故郷に帰るそして、死。 色々あって生きてきた。
信子と加藤の妹ともそれから合わなかった。という一説は不思議だった物語が発展すると思った。

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2016年10月10日

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