【感想・ネタバレ】星屑ニーナ 2巻のレビュー

あらすじ

星屑が出会った、ふたり目の“ご主人”。彼は映像のニーナに惚れて、ニーナを愛してしまったギョロメの少年! やがて大人になり、少年のことが好きな少女が現れたとき、星屑のそしてニーナの出した結論とは? 物語の中で時間がどんどん進んでいく、タイム・スキップ・コメディー『星屑ニーナ』。作者の福島聡は作画方法をデジタルから、紙原稿に戻し、やさしくやわらかな物語をゆっくりその手で描き上げていく……!

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捨てられた型落ちロボット・星屑と、天真爛漫で元気いっぱいな女子高生・ニーナ。
「ボクのご主人になってください」「ご主人じゃなくてッ……先生にならなってあげられるよ」

空を泳ぐ巨大な魚に食べられたり、飛行バイクで気ままな蝶について行ってみたり、つかまえた星を宙に浮かべたり。
突拍子もない出来事が日常に溶け込む世界で、かけがえのないキラキラした時間を一緒に過ごした星屑とニーナ。
“タイム・スキップ・コメディー”とうたっているだけあって、作中の時間はビュンビュン進み、なんと1巻では76年もの時が流れています。
世界観もよりSF的に進歩していくなかで、ただひとり変わらない星屑。
いまだに電池なんてモノで動き続ける時代遅れのロボットが、大切な記録(メモリー)を胸に、どう過ごし、誰に出会って、何をするのか?

二度寝で夢の続きを見るのはむずかしいですが、『星屑ニーナ』はページをめくればいつでもあの世界へ行ける。
いつまでも目を覚ましたくない、楽しい夢の中にいるような、心が躍るマンガです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

商業的に成功するには「可愛い(IQ,EQが高い)」美少女を出すのが一番。だがニーナは天寿を全うして死んだ/主人公・星屑はロボットだから外見は変わらないが、ニーナに拾われたとき既に型落ちで、電池ももうすぐ製造停止。でも旧型ゲーム機を愛するように彼を愛する少年ルイに出会った/5年後、ルイは宇宙防衛軍で“雷魚シンパ”を摘発する手柄。なりゆきでポポという少女とキスして、雷魚の腹中に消えた。/1年後、地球に戻ったポポは地中から星屑を掘り出して「ルイは死んでない」というと星屑も同調…さらに5年後、再び飛来した雷魚

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2020年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『ひとりでいて淋しい時はあるけれど
 ふたりでいて淋しい時だってあるよ』

『大キライな奴は大スキの裏返しとかじゃなくって
 ただ単に刺激の強い面白い奴なんだ』

『本物の愛は見つかりましたか?』

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2012年05月02日

Posted by ブクログ

むかし観た映画の中にAIというロボットの映画があった。
最初読んだ時それに似てるな~なんてこの本に対して思ったけれど、このマンガのテーマというか柱は「悲しさ」ではなく、もっと別の何かであると気づかされた。
けれどそれが何なのか?うまく言語化できないけれど、この本を読めば誰だってすごいスピードで過ぎてゆく時間の中に「何か?」を見つけることができると思う。
自分の生涯マンガランキングに入ったと思われる作品。

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2012年02月22日

Posted by ブクログ

 これはちょっと意外な展開の仕方だった。

 けれど、タイトルを考えれば納得なのかもしれない。そして、今後もこういう話の展開をしていくのかもしれない。

 1巻で75年の歳月を経たことからもわかるように、本書の時間経過は異常に早いので、時間の流れから置いていかれたようなふわふわした気分になる。
 1ページめくったら5年後とかだったりするのが、しかしなかなかに新鮮で面白い。

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2012年02月12日

Posted by ブクログ

‎1巻でニーナが天寿を全うしてどう続くのかと思ったが、意外とちゃんと続いている。より面白くなってる。

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2011年12月24日

Posted by ブクログ

感想を書こうと思って色々試してみたが、どうしても無理であった。残念。


思い出の価値とか、人はいつ死ぬかとか、それっぽいテーマを見いだすことはできるけれども、もはや人間の視点を超えたところで物語が展開されているのでそのような浅はかなテーマ設定など作者的には宇宙の塵のようなものだろう。

この漫画についてどうこう言えるほど自分が本作を理解できているとは思えないし、理解しているフリもしたくないのだが、それでもそういった畏怖にも似た「未知」を感じることのできる作品というのは生涯通しても希少で、煎じ詰めるとそういう「未知」を感じたくて僕は漫画や映画を読んだり観たりしているのだなあと、そんな風に思った。幸せなことだ。


一巻が最高の出来だったので、さすがに二巻ではパターン化してダレるだろうと予測していたが、見事に新しい体験を提示し続けていて、これを10巻くらい続けたら物語に魔力が宿って世界がどうにかなったりしないだろうかと心配になる。大丈夫だろうか。

とりあえず福島聡には何があってもこれを描ききってもらわなければならない。そして僕は何があってもそれを見届けよう。

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2011年12月21日

Posted by ブクログ

文句なしの五つ星!
神よ、福島聡を私にお与えくださりありがとうございます!

風呂敷をどこまでも広げられる確かな画力と変幻自在の語り口が素晴らしい。

物語はどこへ?
どこまでも。どこまでも。

次巻を楽しみに待つのみ。

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2011年12月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなか面白かった
1巻と時間も状況も登場人物も変わっているのに、前からの影響がいろいろあって、でもちゃんと今の人物たちのストーリーが流れている
またラストもあっけなくて良かった

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2015年04月19日

Posted by ブクログ

「福神」や「少年少女」、「鵺」の福島聡の新作の2巻。
1巻ごとに何十年という歳月が流れる難しい設定だが、2巻では、もう死んでしまったニーナと、残された星屑をストーリーの骨とし、且つドラマの脇役として、見事に物語が構成されている。

今回は、映像のニーナに恋をしてしまった少年が本当の愛を探すという物語。1巻では暴力的に可愛かったニーナは今回は、慎ましくストーリに深みをもたせる役割。今後ニーナは神様みたいになっていきそうで不安。神様って可愛いのだろうか?

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2012年02月11日

Posted by ブクログ

ルイとポポと星屑とニーナ。
当初は予想通りの流れだったけども、
相変わらずの超展開についていくのがやっと。
この先どうなるのか全く見当もつかない。
宇宙雷魚のエサをくれた爺さんの謎、
ルイの前に現われた幻影?の謎、
多くの謎を残しつつ次巻へ。
どう期待していいのかわからないけど逆に期待が膨らむ。

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2012年01月02日

Posted by ブクログ

1巻に比べたらあまり時間が飛ばないような、と読み進めていたらスキップしていた。星屑のおかげで結ばれた二人も現れた。そして2巻の終わりがあれだと、ロボットの星屑には死はないけれども、次はどうなるのだろうと気になる。

時間の経過もかなりのものだが、それに劣らない世界の広大さもある。それから、現実にあるものとそうでないものが混ざっていている妙なところは見ていて飽きない物語だ。

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2011年12月25日

Posted by ブクログ

いわゆる「展開・着地が読めない漫画」。しかし、通常の「展開・着地が読めない漫画」とは違う。通常の読めない漫画は「普通はこういう流れだけど敢えて外してこうだ!」のように、「普通」があってのそこを外した「読めなさ」だが(なんとなく「めだかボックス」が思い浮かんだ)、この漫画における「普通」はない。展開全てが新しい。「未知」という言葉がしっくり来てぴったり当てはまる。君も宇宙雷魚の腹の中を探索してみないか!?

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2011年12月24日

Posted by ブクログ

時間の流れは早い、ロボットの視点でどんど時代が変わっていく。ただ変わらないのは、どの場面にもニーナのDNAが混ざってて、もうニーナが誰かとか関係ないぐらいになって、ストーリーがつながって行く。漫画だからじゃなく、そんなの普段の暮らしでも同じことなんだろうなぁ。

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2011年12月19日

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