捨てられた型落ちロボット・星屑と、天真爛漫で元気いっぱいな女子高生・ニーナ。
「ボクのご主人になってください」「ご主人じゃなくてッ……先生にならなってあげられるよ」
空を泳ぐ巨大な魚に食べられたり、飛行バイクで気ままな蝶について行ってみたり、つかまえた星を宙に浮かべたり。
突拍子もない出来事が日常に溶け込む世界で、かけがえのないキラキラした時間を一緒に過ごした星屑とニーナ。
“タイム・スキップ・コメディー”とうたっているだけあって、作中の時間はビュンビュン進み、なんと1巻では76年もの時が流れています。
世界観もよりSF的に進歩していくなかで、ただひとり変わらない星屑。
いまだに電池なんてモノで動き続ける時代遅れのロボットが、大切な記録(メモリー)を胸に、どう過ごし、誰に出会って、何をするのか?
二度寝で夢の続きを見るのはむずかしいですが、『星屑ニーナ』はページをめくればいつでもあの世界へ行ける。
いつまでも目を覚ましたくない、楽しい夢の中にいるような、心が躍るマンガです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2020年03月09日
老いない星屑が語り部になるかと思いきや、電池は生産終了になるし、前巻末で宇宙シャークに食われてしまう/惑星クリプトン破滅から脱出したカイ・エルのようにルイ・ポポの娘ピッピは一千年の時を超えたが/宇宙雷魚は大群で襲来し地球を十日月型にし人類を滅ぼしてにち自らは大量の骨の化石となって横たわる/人類の亡き...続きを読むあと本来の“支配者”である昆虫は進化し帝国を作りヒューマニティーまで獲得した/「紅茶とビスケット」「人類なんてどうでもいいの、パパとママに会いたい」そのためには…/防衛軍任務優先のママを説得して星屑を誘拐、彼の記憶が必要
Posted by ブクログ 2012年11月17日
これはなんて言えばいいのだろう。
素晴らし過ぎて絶句するレベル。
1巻から2巻への展開は予想できなかったけど、2巻から3巻へのストーリーも予想の斜め上を行った。
こんなにも自由な漫画は私の知る限りでは他にない。
どこまでいってもいいし、どんな理不尽があってもいい。バトルも恋愛もミステリ...続きを読むも、なんでも持ちこめる。物語のテンプレは問答無用でぶっ飛ばし、ご都合主義もまかり通る。この世界観を創った時点でもう福島聡は最強だったことに今更ながら気づいた。
今から4巻が楽しみで仕方無くて思いを馳せるんだけど、どれだけ想像を膨らませてみたところで、予想は確実に裏切られるから予想する必要なくて、なんかもうどうしようもなくただ楽しみにしてる!
正直なところ、誰が主人公とかなにが目的とかそんなもんはどうでもいいわけですよ。面白ければそれでいいんですよ。
Posted by ブクログ 2012年12月20日
時間がまた飛んで、人類絶滅後の世界なんて出てくる。その世界も独特のものがあっていいのだが、時間が逆に戻ったりもする。突拍子のない自由度にマンガを読みつつ振り回される。それが楽しい。
Posted by ブクログ 2012年11月26日
今回は、星屑とニーナがあまり出てこなかった。
でも、人類を守りたいなんて現実味のない話‥。だけど、自分の周りの人類を守りたいというのが‥ステキ。
そして、サソリも好きだな。
Posted by ブクログ 2012年11月23日
グッドラック!であっという間にタイムスリップとか虫の王国とかなんだか手塚作品の匂いもそこそこに、話はまたニーナの時代へ、ループてきなお話になるのかな?とにかく次巻みてみないとなんともいえないなぁ
Posted by ブクログ 2012年11月23日
面白すぎた。
1巻から2巻の展開をはるかに超えた展開は、自由のひと言に尽きる。
こんなの絶対に先を予想できるはずがないので、黙って4巻を待ちます。
グッドラック!
Posted by ブクログ 2012年11月18日
相変わらずぶっとび気味に時間が経過するものの、登場人物が皆格好良く成長するのが心地良い。3巻まで読んで、そろそろ他の福島聡作品を触れてみたくなってきた。