あらすじ
『古事記』は明治神宮のようなものである。見た目は古いが、作られた時代は、実は新しい。『古事記』の神話も、古来のものをそのまま採録したのではなく、新しく誕生した国家=「日本」の要請が作り出した新たな神話である。イザナキ・イザナミ神話は男尊女卑か?イナバのシロウサギは白色なのか?浦島太郎が玉手箱を開けなかったらどうなったか?古くからの神話が解体・編成されて誕生した『古事記』神話を解読する。
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Posted by ブクログ
古事記は日本「国家」の起源を語るために創作されたもの。もともと土着の民話ではオオナムチとスクナヒコナが国を作っていったのに、古事記は二人を引き離して、オオナムチはオオクニヌシに作り替え、スクナヒコナは無名の神とし、オオクニヌシが皇祖神に国を献上する話とした。日本書紀は漢文で書かれているのでよりいっそう、国際社会における日本の起源として、国際視点で書かれているのが面白いと思った。日本の異界はもともと水平型なのに、垂直型の、高天の原ー葦原の中つ国ー根の堅洲国・黄泉の国を措定しているとかね。
話型の話が結構出てきたけど、世界のさまざまな神話民話とつながる話型があるのは面白いと思う。バナナ型の石長姫と木花開耶姫とか、聖書のラケルとレアと一緒。