【感想・ネタバレ】雪猫のレビュー

あらすじ

ぼくはタマオ。真っ白な猫だ。生まれたばかりのぼくの命を救ってくれた理々子に恋をしている。ある日あやしい車に追いかけられた彼女を助けようとしたぼくは青年の姿になっていた。夜限定の変身、寿命も縮む。でも愛しい理々子のために……。大人気「猫弁」シリーズの著者による、せつなすぎる涙の恋物語。(講談社文庫)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

純粋に飼い主を想うシロとイヴ。
飼い主の幸せを祈って行動する2匹の姿は涙です。
飼い主を愛して愛して·····なのに死ぬ時は孤独を選び、悲しいお別れ。。。
楠の爺様の言葉が人間の心にグッと来ます。
人間て、なんて傲慢な生き物なのだろう。
この本を読んで余計に人間て、しょーもない·····て実感しました。
猫視点から語られる「人間」という生き物が的を得ていました。

こんな悲しい猫の胸うちを読んだら、猫を愛さずに居られない·····。

0
2020年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「猫が人間に恋をする」なんて生易しいものじゃなく、これは“愛”だと思う。そんな、人間を“愛”する猫が主人公(?)以外にももう一匹出てくる。どちらもまさしく命を削り命懸けで愛してる。
少しでも長く理々子の側にいるためもう2度と人間にならないと決めたのに、理々子が傘を忘れたと雪の中フラフラになりながら迎えに行く場面は心が“キュッ”となった。
また嘘だと気づいていても、理々子を信じ黙っている“家族”の愛も深いと思った。

「吾が輩は猫である」の新解釈(!?)や猫弁のテヌーが出てくるところも魅力的。

0
2014年06月23日

「SF・ファンタジー」ランキング