あらすじ
全財産は、3円。私はささいなきっかけで大手証券会社勤務からホームレスに転落した。寒さと飢えと人々からの侮蔑。段ボールハウスの設置場所を求め、極貧の日々の中で辿りついた公園で出会った占い師と美形のホームレスが、私に「宗教創設計画」を閃かせた。はじき出された社会の隅から逆襲が始まる!(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
気になってた砂の王国の上巻
・最初のホームレス生活があまりにもリアルすぎる
(地面に寝っ転がって横を通る人たちから侮蔑の目を向けらても平気になる→精神的には無敵
水をかけられることには敏感になり、逃げる とか)
・競馬で勝つ瞬間が印象的だった
主人公のマインドチェンジ?みたいなものの描写がうまく、それまでとそこからの見方がガラッと変わった。
Posted by ブクログ
ホームレスから立ち上がり自分が作り上げた教祖と宗教団体がどんどん大きくなり、そのうち制御不能に。心理学やねずみ講の手法を取り入れながら会を大きくしていく様子は見ていてワクワクする。ただ、その会に排除されホームレスに戻った後、反撃を試みようとするがすぐに終わってしまう。非常に後味の悪い終わり方。続きがあるの?
Posted by ブクログ
(下 未読)
冒頭部分のホームレスの描写が生々しくて読み進めるのが億劫になったが、先が気になって約1日半で全部読んだ(暇人)
仲村の顔を想像しながら読むのが楽しい。
競馬、そんな簡単に当たるかね?
ここからどんな展開が待ってるのか楽しみ!
Posted by ブクログ
ホームレスになった辺りはつらすぎて読む速度が遅かったけど、堕ちてもへこたれない主人公に詐欺まがいな事をしていても悪い事してる…じゃなくてガンバレと思ってしまう。。そう思わせる文章力なのか、、
Posted by ブクログ
小説や映画、ドラマは4つのタイプに分かれる。
1.最初から最後まで面白い。
2.最初から最後までつまらない。
3.つかみが良くて期待に胸膨らむが、途中から失速し、あとは惰性で読む(観る)。
4.つまんないなぁ、やめようかなぁと思っているうちに、だんだん面白くなり最終的に満足する。
この小説は完全に4のタイプ。元証券マンのホームレスが競馬で大穴を当て、それを元手にインチキ新興宗教を立ち上げる。コールドリーディングとかいう怪しい手法と、仲村の人並み外れた美貌と優雅な立ち居振る舞いを利用して信者を増やし、「大地の会」は会員数4千人を超えるまで成長した。芸能人が入会するやら、政治家が興味を持って接触してくるやら、何かと注目を浴びる中、とうとうインチキの化けの皮が剥がれそうになる。
結局、山﨑は自分が作り上げた砂の王国「大地の会」から弾き出され、命まで狙われることになってしまった。またホームレスに逆戻り。同じく「大地の会」に恨みを持つ、かつての信者から「逆襲しましょう」との誘いに乗るかどうか思案しながら物語は終わる。
逆襲の誘いを受けるとすると、続編は「大地の会」を乗っ取った龍斎や仲村と対峙することになるのでしょうね。読みたい気もするけど‥もうどうでもいいか。
Posted by ブクログ
新興宗教系の話はゲンナリしてしまうのですが、その中では個人的には面白かったです。
元証券マンが、妻家を出て行ったのをきっかけにホームレスになり、そこで出会った3人で宗教は儲かるということから新興宗教を始める話です。
フィクションではありますが、宗教ってこんな感じで始まるんだなっていうのが想像できました。
そして終わってく様もリアルに想像できて面白かったです。
Posted by ブクログ
今砂の王国の上下巻を読み終わりました。
山崎のホームレスから宗教を立ち上げ、成り上がるまでの道筋が書かれてあり、非常に面白かったが、最後にかけての苦しみがすごい。
自分自身をとことん追い込み、理想を掲げ、サラリーマン時代と同じように誰にも頼らず心を広げず、当時、自分を育ってくれた母親が過信した宗教団体ではなく、綺麗な宗教団体を描こうとした。
今回これを読み終わって思った事は、やはり人は学ばないと同じ顛末を繰り返すのだと感じた。
木島となり、中村君も龍斎も全て操れると勘違いしていたのだ。
木島には、実は何度も変われる瞬間があったし、手を差し伸べてくれる人がいた。
それに気づきなかった末路なんだろうなぁ。
結局、最後は、宗教団体に追われる側となり、自ら立ち上げた、宗教団体に殺されそうになる。
救いがない。悲しくて、虚しい話だと感じる。