【感想・ネタバレ】小説家の作り方のレビュー

あらすじ

「小説の書き方を教えていただけませんでしょうか。私は、この世で一番面白い小説のアイディアを閃いてしまったのです―― 」。 駆け出しの作家・物実のもとに初めて来たファンレター。それは小説執筆指南の依頼だった。半信半疑の彼が出向いた喫茶店で出会ったのは、世間知らずでどこかズレている女性・紫。先のファンレター以外全く文章を書いたことがないという彼女に、物実は「小説の書き方」を指導していくが――。 野崎まど待望の新作ミステリーノベル……改め、意表を突く切り口で描かれる 『ノベル・ミステリー』 登場。

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Posted by ブクログ

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普通なラノベミステリーかと思ったら、思わぬどんでん返しと伏線の利用に驚かされる。
確かに、無理やり感はあるが、素直なら楽しめる。

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2016年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

野崎まどさんの小説には毎回鳥肌を立たせられる。
今回もAIだと判明した箇所と紫が実はロボットという箇所で驚かせれました。
伏線はちゃんと敷かれててきっちり回収されてるので読んだ後すっきりな一冊。

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2016年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的には面白かったです。
小説の書き方を教えてほしいと言ってきた紫さんが、実はAIでしかも見た目全く気付かないロボットで。
全てを掌握できそうな能力を有しているのに全て小説を書くという事だけに費やす人工知能。しかも十分自我あるようにしか見えず。
お母さんの手を離れて突き進む様は思春期という言葉では言い表せない。
一番面白い小説を書き上げたとき彼女はどうするのだろう。さらに面白い小説を目指すのか満足して自ら消えるのか想像が膨らみます。

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2020年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「この世で一番面白い小説が読みたい」と思った天才の作ったAIが暴走?して、主人公の小説家に小説の書き方を教えてもらう話。
結局ずっと顔を合わせてた紫依代はロボットという事で良いのかな?

「自立してるけど自我が無い」というAIのむらさきが、ハーモニーという小説の「思考を合理化させ過ぎて意識が無くなった人間」というのに重なった。

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2019年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作者さん2冊目。むらさきさんの新鮮な反応がかわいくていい。
紫さん自身もあそこまでボロを出さないのはスゴイと思った。
落ちは安定な感じ。後味良い。
ところでちらっと出てくる失踪事件は他作品と繋がっているんでしょうか?
機会があれば他作品も読んでみようかと思います。

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2013年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 予想外の話の展開だった。
ミステリ風のラブコメかと思ったら、SFな話が終盤出てきて、驚いた。

 ストーリー的には面白かった。

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2017年12月31日

Posted by ブクログ

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駆け出し小説家の主人公に、小説の書き方を教えて欲しいという少女が現れる話。
最初はただ単に逢瀬を重ねていくだけだが、小説の書き方のレクチャーをしていくうちに、少女のある秘密に気づいてしまう。そんな話。
小説って恐らく、ロボットには無機質な文は書けるけど、感情がないと書ききれないんだろうなと改めて思う。どの作家でもその作家の個性がでる。言葉の選び方、文の繋ぎ方、本から漂う雰囲気。本は偉大だ。同じ話を書いても、作家によって違う空気になる。
ただ、惜しむらくは、印象があまりないということか。

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2014年12月11日

ネタバレ 購入済み

設定にやられた

メディアワークス文庫のとある本の巻末にあった新刊紹介が面白そうだったので購入。
野崎まどさんの本は初めてだった。

ラノべっぽいわざとらしい遠回しな表現や、狙ってる感が見え見えな女の子に違和感を感じながらも、中盤までは引き込まれていた。
知識は豊富だけど経験の足りない女の子が、どう成長していくのか。
そして、「世界一面白い小説」ができないことはわかりきっていたが、主人公と彼女はどういう答えを見つけるのか。

そういう話だと思っていた。

しかし、途中から突然SF要素が出てきて、全く違う作品に変わってしまった。
そんな後付けされてもなぁ、と思いながらも、ストーリーや設定が破綻したわけではないし、と読み進める。

謎が明らかにされていく中で、私はAIと実体の紫さんとの関係に注目していた。
どうやって、なぜ、AIは彼女を雇ったんだろう?
そして、彼女はどうして引き受けたのか?
謎がいくつもあったが、それらはまったく無意味なものだった。
ロボットだとは。
密室殺人事件の犯人はどこでもドアを持っていました、と結末で突きつけられた気分だった。
そんな超展開にしなくても、もうちょっと納得しやすい方法はなかっただろうか。

ミステリをやりたいなら、現実的な枠組みの中でやってほしい。
SFをやりたいなら、はじめに設定を明らかにしてほしい。
私にはこういう思いがあるが、後付けとかご都合主義が悪いというわけではない。
他の方の評価は高いみたいだし、もしかしたら、ただ私がついていけなかっただけかもしれない、と思うことにした。

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2014年10月24日

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