あらすじ
十字路で悪魔と取り引きすれば、すべての願いは叶えられる――「クロスロード伝説」であまりにも有名な“伝説的ブルーズマン”の生涯をモデルに、奇才が渾身で描いた本格ストーリー漫画作品、遂に刊行! 1920年代末、アメリカ南部・ミシシッピ州デルタ地帯。黒人の大半は、白人所有の農園で小作人となるしかなかった時代。ブルーズマンを夢見ながら、ろくにギターも弾けない平凡な農夫・RJを待ち受ける漆黒の運命とは!?
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禁酒法の世の中で
まさに禁酒法時代の有名人、クライドバローとブルーズマンRJを描いた作品。
農夫に疲れたブルーズマン志望のRJが突然超人的な技術を身につけるのですが、その代償のように次々と不幸なトラブルが
舞い込んできて… ギャグ漫画を得意とする作者なのでキャラ同士のやり取りに独特の味があります
Posted by ブクログ
十字路で悪魔と取引をすると願いが叶う・「クロスロード伝説」。
実在の伝説的ブルーズマン・ロバートジョンソン(作中:RJ)の生涯をモデルに呪いのエピソードを描く。
1920年代アメリカ南部の雰囲気、演奏の熱気、そして呪いの狂気が明暗を巧みに使った描写で見事に描かれています。
力強い描写と先読み不可能なストーリーにハマること間違いなし!
音楽マンガの傑作「俺と悪魔のブルーズ」、5つ星の超オススメ作品です。
Posted by ブクログ
『漫画かよっ!』って感じですが・・
漫画も読みます!平本アキラと言えば『あごなしゲンと俺』だけど、コレはかなりホンキ、シリアス漫画です。ゲンはかなり気抜いて書いてるんだね〜
Posted by ブクログ
あごゲンとは一味違った魅力。これほどの画力の持ち主だったとは気づかなんだ。幻想と幻滅の入り混じる物語が20年代のアメリカの雰囲気を見事に映し出している。
Posted by ブクログ
評判は聞いていて、でもスルーしていたけど、ようやく手にとってみた。さすがに迫力あります。でも少し冗長さも感じるような。展開が進むときは一気に進むので、緩急の妙ともとれますが。
Posted by ブクログ
「アゴゲン」の平本アキラが、ストーリー作品に挑戦しているらしい、という噂は聞いていた。先日、昼休みにふと立ち寄った本屋でなぜだか思いだし、探した。あった。読んだ。
伝説のブルーズマン、ロバート・ジョンソンの生涯をモチーフに(伝記漫画じゃあないのだ)、ブルーズに魅せられた若者RJ(もちろん黒人)の放浪とその先々で出逢う人々とのエピソードが、リアルに、時に幻想的に綴られていく。もちろん平本氏の画力に負うところ大である。なんと1巻の最後にはあの、ボニー&クライドが登場。なかなか侮れない作品なのである。
もちろん続きも読む。
Posted by ブクログ
ブルースのために悪魔に魂を売った男・ロバート・ジョンソンと『俺たちに明日はない』のクライド・バローを主人公とする。
『あごなしゲン』と同じ作者だとは信じてもらえないだろう程に、緻密に書き込まれており、また、構成力も非常に高い。
各巻末に掲載されている、仲井戸麗市や鮎川誠ら大物アーティストのエッセイも読み応えあり。
ちゃんと完結してくれるのか不安なため、面白さに対して評価は気持ち抑え目。
Posted by ブクログ
かの伝説のブルース・マン、ロバート・ジョンソンの生涯をモチーフにした物語らしい。このマンガも作者も僕は知らなかったので、これは変な先入観を持たずに読めるだろうと思った。
おそらくブルースの行き着くところであろうロバート・ジョンソンをモチーフにしているのならば、マンガとはいえ僕のようなブルース素人にも何かのきっかけになるかもしれないという、何とも素直でなく捻くれた思いで読んだ。ここで描かれている時代について詳しい人であれば、すぐにでもピンとくる内容が多いのだろうが、その辺にまったく疎い僕でも引き込まれる。ロバート・ジョンソン周辺を勉強したくなった。