【感想・ネタバレ】ハワイの歴史と文化 悲劇と誇りのモザイクの中でのレビュー

あらすじ

ハワイ――世界中の観光客を魅了する太平洋の美しい島々。十八世紀以来、欧米、そしてアジア諸国から多くの移民が来島し、定着・活動してきた。しかし、異人種、異文化との接触が、ネイティヴ・ハワイアンに苛酷な歴史を強いてきたことも忘れてはならない。本書は、日本との交流に光をあてながら、楽園イメージの奥に横たわる、もう一つの現実を浮かび上がらせ、ハワイ文化の力強い流れを描き出すものである。

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Posted by ブクログ

大変興味深く読むことができた。その歴史はどこか沖縄に似ている。もちろん、違う歴史ではあるけれど。日本との関わりも深く、知らないことも多かった。歴史を学ぶ楽しさを久しぶりに味わった気がする。

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2017年12月18日

Posted by ブクログ

ハワイを訪れる前に読んで良かった。歴史や文化を知ってるか知ってないかで楽しみ方の深さが絶対違うと思った。

特に日系人の歩みやダニエル・K・イノウエ空港の由来が印象深い。

今やリゾート地として名が高いけど、ただウェイウェイしに行くのは本当にもったいない。その地に暮らすハワイアンに敬意を表したい。

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

ハワイの歴史と文化について、特に日本との関わり、
移民した日系人の歴史、文化、暮らしぶりを中心に描く。
内容は分かりやすく読みやすい。
考えさせられる点もあり、入門書として適していると感じた。

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2014年02月03日

Posted by ブクログ

ピクチャーブライドの話は初耳だったので、現地で娘の結婚式の司式をした牧師に訪ねてみたら、よく知っていた.これもハワイの歴史なのだと感じた.実際に現地でワイキキの海岸を歩くと、平日にあのような人数の各国人がバカンスを楽しんでいることに驚いた.

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2013年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
ハワイ―世界中の観光客を魅了する太平洋の美しい島島。
十八世紀以来、欧米、そしてアジア諸国から多くの移民が来島し、定着・活動してきた。
しかし、異人種、異文化との接触が、ネイティヴ・ハワイアンに苛酷な歴史を強いてきたことも忘れてはならない。
本書は、日本との交流に光をあてながら、楽園イメージの奥に横たわる、もう一つの現実を浮かび上がらせ、ハワイ文化の力強い流れを描き出すものである。

[ 目次 ]
第1章 移民たちのハワイ(サトウキビとピクチャーブライド;移民到来;日本人移民の生活;戦後の日系アメリカ人)
第2章 リメンバー・パール・ハーバー(パール・ハーバー攻撃の日;戒厳令下のハワイ社会;戦時下の日系人;戦争の言説)
第3章 「憧れのハワイ航路」(日本からのハワイ観光;ハワイ観光団;バブルとハワイ観光;観光王国ハワイ)
第4章 これからのハワイ(南の島のハメハメハ大王;ハワイ小史;あらたな「伝統」)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月03日

Posted by ブクログ

私たちには「南の楽園」というイメージしかないハワイ。

ハワイのサトウキビ産業が好調になり、人手不足の解消として日本からの移民を募ったのは明治のこと。
そんな移民の苦労はもちろん、ネイティブ・ハワイアンの苦労の他、ハワイの産業の移り変わりを含め痛々しい歴史も知ることのできる本。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

●ハワイと日本との関係を中心にハワイ史を記述している。とりわけ日系人社会については詳しく書かれていると思う。

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2018年10月25日

Posted by ブクログ

 多くの日本人にとって、ハワイは旅行の目的地としてしか見ないだろうが、単純な「楽園ハワイ」のイメージからは程遠い、ハワイがくぐり抜けてきた様々な歴史や、ハワイに住む人々、ハワイにやって来る人々について、主に歴史的な観点から述べたもの。具体的にはサトウキビのプランテーションで働く移民たち、真珠湾攻撃から始まる大戦の中でハワイに生きた日本人、ハワイブームでハワイに出かける日本人、ハワイ王国の成立と滅亡を中心としたハワイ小史について説明されている。
 放送大学の面接授業で「ハワイの歴史と文化」という授業をとったので、その行き帰りで読んだ。今度、はからずも初めてハワイに行くことになりそうで、静岡まで授業を受けに行った。本は写真も多く紹介されており、読みやすい。巻末には著者独自のハワイの音楽紹介もある。参考文献や読書案内もすごくしっかり載っていて、ハワイアン・スタディーズの導入にもなるかもしれない。
 個人的には「ハワイ王国」と言うと「悲劇の歴史」みたいな感じでしか捉えられず、カメハメハ大王も「最後の女王」もみんな悲劇の人、くらいにしかイメージしてなかった。実際にはカメハメハは案外好戦的な人で、悲劇的では全くないな、という部分が最も印象的だった。あとキリスト教に改宗している王も結構いるようだし。日系移民の話とか、第二次世界大戦中の日本人の様子など、具体的な人のエピソードが多く出てきて、よく分かる。
 本の話ではないが、放送大学の講義で考えたことをここにメモしようと思う。「ポリネシア人の到来」、「西洋人の到来」、「ハワイ王国の成立と崩壊」以外で、19世紀までに起こったことで三大ニュースを挙げるなら、という話があった。おれは「カメハメハの死」、「キリスト教の伝来」、「土地私有制度」だと思う。カメハメハが死んだので、白檀貿易が盛んになり、それがきっかけで貴族が破綻していったから。宣教師が来て、キリスト教の価値観を押し付けると同時に、文字が伝来したから。これまで神の土地だったのに、私有を認め、ついに外国人まで私有できるようになったので、サトウキビのプランテーションが行われるようになったから。というのがそれぞれの理由。いずれにしても、ハワイが太平洋の真ん中にあるという地理的なユニークさによって、こんな歴史を歩むことになっているのだと思った。(13/12/08)

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2013年12月08日

Posted by ブクログ

ハワイの歴史と文化ということですが、ハワイに移住した日系ハワイ人の歴史に重点がおかれた本です。そのため、我々日本人が読むと、日系人の視点でハワイの歴史を学ぶことができるので、その点興味深く読むことができます。

従って、ネイティブハワイアンのことについて、もっと深く知りたい人にとってはやや不満な内容に思えます。

そんな本ですが、ネイティブハワイアンの西洋文明への対処の仕方は、日本の明治維新のようにある意味成功していて、ハワイアンのポテンシャルの高さに唸らされます。いや、日本以上に原始的であったと思われるハワイアン、特にカメハメハ大王が、西洋の文明を取り入れながらハワイを統一し、その後も近代国家を成立させるなどは、彼のリーダーシップと組織力に関心させられます。

もっと詳しいハワイアンの歴史が知りたくなりました。

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2013年08月04日

Posted by ブクログ

現代の「ハワイ」についてしか興味がない人にぜひ読んでいただきたいと思いました。新書なんで詳しくないかもしれませんが歴史を知る入門書になります!

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2009年10月04日

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