矢口祐人の作品一覧
「矢口祐人」の「奇妙なアメリカ―神と正義のミュージアム―」「なぜ東大は男だらけなのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「矢口祐人」の「奇妙なアメリカ―神と正義のミュージアム―」「なぜ東大は男だらけなのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
東大は男性が8割。男性が多いのは、東大入学者に中高一貫の男子校が多いから。その子の家庭は、父が働き、母が専業で家庭をサポートする。そんな家庭から官僚などになり制度が作られる。これではジェンダー格差が解消されないとのことだった。
こんなにも男性ばかりになっているとは知らなかった。そして、その環境を生み出す中高一貫の男子校があるということも。社会的に、男性優位な歴史があるから、それが脈々と受け継がれているのだと思った。このような状況が本で書いていただいたからこそ、少しずつ変わってきていると思った。
筆者の矢口祐人さんは、東大で研究をおこなう教授で、10年以上、東大に男子が多いことに違和感をもた
Posted by ブクログ
東大内部から、しかも男性教授からのフェアな視点の良書。この人は信頼できるなと、思える冷静さと公平さと聡明さを感じながら読んだ。
日本全体の大学における女子学生比率は46%と決して低くはないのが、東大は20.1%。ほぼ半数を女性が占める海外の主要大学と比べて極端に低い。
いまだに存在する「東大女子お断り」のサークル。東大男子の差別問題に対する鈍さを表している。
1987年の東大総長森亘の卒業式での祝辞が紹介されているが、これがまた、すごい。
「昔であれば末は博士が大臣かと言って押すな押すなと現れた花嫁候補も今日はない。明治の頃は国全体が若き医師に燃え、欧米並みに学問を尊敬した日本の社会も今