なぜ東大は男だらけなのか

なぜ東大は男だらけなのか

1,089円 (税込)

5pt

「男が8割」の衝撃――。女性の“いない”キャンパス。
現役の東大教授による懺悔と決意。
これは大学だけじゃない、日本全体の問題だ!

2023年現在、東大生の男女比は8:2である。
日本のジェンダー・ギャップ指数が世界最下位レベルであることはよく知られているが、将来的な社会のリーダーを輩出する高等教育機関がこのように旧弊的なままでは、真に多様性ある未来など訪れないだろう。

現状を打開するには何が必要なのか。
現役の副学長でもある著者が、「女性の“いない”東大」を改革するべく声を上げる!
東大の知られざるジェンダー史をつまびらかにし、アメリカでの取り組み例も独自取材。
自身の経験や反省もふまえて、日本の大学、そして日本社会のあり方そのものを問いなおす覚悟の書。

【目次】
序 章 男だらけの現状
第一章 東大は男が八割
第二章 女性のいない東大キャンパス――戦前
第三章 男のための男の大学――戦後
第四章 アメリカ名門大学の共学化
第五章 東大のあるべき姿
終 章

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なぜ東大は男だらけなのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東大内部から、しかも男性教授からのフェアな視点の良書。この人は信頼できるなと、思える冷静さと公平さと聡明さを感じながら読んだ。

    日本全体の大学における女子学生比率は46%と決して低くはないのが、東大は20.1%。ほぼ半数を女性が占める海外の主要大学と比べて極端に低い。
    いまだに存在する「東大女子お

    1
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    男社会、男の論理の中で少数派の女性は戦わなければならない。女性管理職登用と言われて、女性だから出世したと言われるが、これまでは、特に昭和、平成は、男性だから出世してきたのだ。あんたはどうなの?と言い返したい。男性の論理の中で戦わされてきたが、そもそも、その論理が偏っていたのでは?と、とても興味深く読

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    日本人が向き合うべき男女格差をわかりやすく書いた本。多くの人が差別に気がついてもいないというこの恐ろしい現状を、データを提示し、課題の特定、解決策まで明示している。今後の社会変革も予測される一冊。

    0
    2024年08月17日

    Posted by ブクログ

    最近、新聞でたまたま、大学工学部への女性学生のクオータ制入学の賛否両論の記事を読んだ。
    取り入れて30年経つ工業大学は、一定の成果があったとしているが、入学者が頭打ちになってもいるとのこと。

    さて、本書は東京大学のお話。
    年々女子学生の入学者は増えてきたものの、20%で伸びどまっているそうだ。

    0
    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    東大に男性が多い、そのものは意外でも不平等さも感じたことはなかったけど、“限られた条件”の男性が多いことには驚いた。“一般社会”の人との感覚の違いはこういうところから来るんだろうなぁ。

    0
    2024年06月20日

    Posted by ブクログ

    東大って8割が男性学生なんですってよ、奥さん!

    ほへーである
    ほへー知らんかった
    まぁ、男のが多いだろうとは思っていたがこれほどとは思っていなかったほへーである
    どうりでなー

    ご存知の通り世界経済フォーラムが発表している「ジェンダーギャップ指数(経済・教育・政治参加などの分野での世界各国の男女間

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    東大のジェンダー不平等性について書かれた本だが、歴史的バックグラウンドの話が中心で、期待していたほど「未だに変われない理由」には言及がなかった。一方で4章の米プリンストン大との比較は興味深い。
    「文化が違うから」で許容できない、理系がマジョリティかつ1969年まで男子校だった保守的な大学をベンチマー

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    男社会の競争勝者はやはり男なのであり、ゲームのルールが男に有利だという事だ。常軌を逸するようなチャレンジは男の方がし易いし、進学校と言われる高校も男子校が多いから、そういう構造なのだ。極端な秀才も極端な愚鈍も男子に多い。女性の方が、比較的平均的な集団である事は統計が証明している。

    それだから、東大

    0
    2025年07月15日

    Posted by ブクログ

    東大のジェンダーギャップの歴史と、いまだ女子学生の比率が2割にとどまっていることに対する変革の方向性について。
    (ちなみに国立台湾大学41%、ソウル国立大学36.5%)
    女子学生亡国論のあたりはヒリヒリしながら読んだ。
    個人的に興味深かったのはプリンストン大学との比較のあたり。プリンストン大学が共学

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    東大女子が少ない理由について、歴史的に書かれているが、タイトルの問いに対して真正面から書かれているという感じではない。なぜ東大女子が少ないのか知りたければ『なぜ地方女子は東大を目指さないのか』(光文社新書)の方がわかりやすい。

    0
    2025年01月24日

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