【感想・ネタバレ】シュメル―人類最古の文明のレビュー

あらすじ

五千年前のイラクの地で、当時すでに文字やはんこ、学校、法律などを創り出していた民族がいる。それが、今までほとんどその実像が明らかにされてこなかったシュメル民族である。本書は、シュメル文明の遺物を一つ一つ紹介しながら、その歴史や文化を丹念に解説するものである。人類最古の文明にして現代社会の礎を築いた彼らの知られざる素顔とは――?多様かつ膨大な記録から、シュメルの人々の息づかいを今に伝える。

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Posted by ブクログ

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バベルの塔ってここから来てたのかー!ノアの洪水は知ってたけどなるほど!の連続だった。
世界史で軽く習ってたけど、この本学生時代に読みたかったな…と思う。そうしたら世界史の成績もきっと良かっただろう…笑
個人的にはエンへドゥアンナ王女が気になった。もう少しシュメール文化について調べてみようかなあ。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

絵文字を発明したのはシュメル人と言うのは知らなかった。ハンコを利用していたり知らない事はたくさんあるんだなと色々感心してしまう。王の識字率の低さも意外だ。字が読めなければ政治とかにも悪い影響が出そうな気がするが。しかし字が読める事を自慢する王がいるのも面白い。メソポタミアの歴史は昔から興味があるのでこういう本は嬉しいな。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シュメル人の存在を初めて知った。古代を研究する人たちの、人類の歴史を知りたい、という気持ちが伝わってくる熱い本だった。

今から約5千年前、初めての文字や文明だと考えられているシュメル人の歴史が書かれている。ロマンを感じるところとしては、それが人類で初めてだ、ということと、そして発掘されたものの資料から当時の人たちの気持ちを自由に想像することができる点だろう。

古代の絵は、世界史で見たかな、くらいだったけれど、こういうことをしている人です、と解説を受けると、なんだか可愛らしく思えてくる。

コロコロ転がす判子も面白かった。当時の職人たちは、きっとふつうに彫っているだけだと楽しくなくなってきて、だんだん凝っていったんだろう、なんかそれは今に通じるところがあるように思えた。

王朝の栄枯盛衰とかの歴史の部分は、少し難しかった。カタカナの固有名詞の羅列に圧倒されてしまった。でも史料も少ない大昔のことなんだから、それだけを解読するまでにもきっと膨大な手間がかかっているんだろう。

大昔のことを知りたい、私たちがどこから来たのか知りたい、という気持ちは、自分たちのことを覚えていて欲しい、という気持ちとも通じる。

知った私たちも、いずれは消えてしまう。
では、なぜ、なんのために歴史を知っておく必要があるのか。
知ってしまったらそれを役立てなければいけない、と思うのが人間の性だと思う。知らないよりも、知っている人はそこから教訓を得ようとするものである。歴史そのものよりも、その事実を私は知っている、ということが大切なのかもしれない。

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2019年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

五千年前のイラクの地で、当時すでに文字やハン コ、学校、法律などを創り出していた民族がい る。それが、今までほとんどその実像が明らかに されてこなかったシュメル民族である。本書は、 シュメル文明の遺物を一つ一つ紹介しながら、そ の歴史や文化を丹念に解説するものである。人類 最古の文明にして現代社会の礎を築いた彼らの知 られざる素顔とは―。多様かつ膨大な記録から、 シュメルの人々の息づかいを今に伝える。

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2015年05月27日

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