【感想・ネタバレ】きよしこのレビュー

あらすじ

少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

気持ちを声に出して伝えるのが難しい主人公ですが、素直で気持ちを伝えることを諦めない姿に感動しました。彼の周りにいる人も彼の気持ちを汲み取ってくれます。不器用でも気持ちは伝わるのだと思える、勇気を貰えるお話でした。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

吃音をもつことでどんな葛藤や困難があるのかがよくわかった。
なんでもない言葉でも、苦手な音が入るだけで言い換えることを常に考えていること、それでも意図しない受け取り方をされてしまうこと、切なくてやるせない気持ちになりました。
温かい物語ではあるのですが、吃音が治るわけでもなく、リアルで、読んでいる私にとっては正直救われないと思った。
でも少年本人はひたむきで、たくさんの経験をしてきたぶん逞しくなってラストは爽やかでした。

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者本人の自伝的小説。・・・っていってもどこまで本当なのかは分からないですが。
吃音っていう個性をもった少年が何度も何度も父親の仕事の為引越し&転校に、もまれてもまれて成長していきます。
本人も友達も、ほんの小学生なので、時にやさしくときに残酷なんですが、でもそれは社会に出て行くためには必要なことだったのかも?主人公は引越し&転校を繰り返したおかげでいろんな友達にめぐり合います。それがあるから、著者もすばらしい作家さんになれたんだと思う。

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2023年10月30日

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