あらすじ
「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか! ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
読んでいて辛かった。
それはイジメの描写が生々しかったという理由だけではなく、自分の小学生、中学生の頃の行動を思い出させられたからだ。あの頃、自分の周りではイジメはなかったと思っていた。イジメは暴力を振るわれる、あからさまな仲間外れをするといった行動だけだと考えていたからだ。ただ、数十年が経過した今考えてみるとイジメがなかったと断言できず、
さらに自分がそのイジメに加担していなかったとも断言できない。あの頃はふざけて行っていたイタズラやいじりと思っていた言動もイジメであったのではないかと考えさせられた。
短編の中の1つ、キャッチボール日和での一節
"反省と後悔の違いが初めてわかった"から始まる主人公の言葉は深く印象に残った。
Posted by ブクログ
◼️短編概要
01.ワニとハブとひょうたん池で:娘、友達、両親
02.ナイフ:父、子、不良グループ
03.キャッチボール日和:私、父友、父友の子
04.エビスくん:僕、転校生、友
05.ビタースイートホーム:父、母、娘、教師
(概要)⇒娘の教育方針についてキャリア志向だった元教師の母と娘の担任の熱心系の女教師が対立する。対立内容は娘が日記に感想を書かないことについて。教師が何度も注意しても娘は一向に感想を書こうとしない。母も教師の過剰な教育介入に反発する。この教師は他の父母とも対立しており、親vs学校の対立にまで発展する。対立はその後に色々あって収束。その後、娘がなぜ日記を書かなかったのかが判明する。占い本に、背を伸ばすためには自分の思いを誰にも書いたり話したりしてはいけない、と書かれていたのを忠実に守っていただけだったのだ。
(感想)⇒大人の思いとは全然違う流れで子供の世界は進んでいる。子供は子供なりの考えで勝手に生きている。実際のところは当人にしか分からない。